明日の株式相場に向けて=ダンスホールの音楽は未だ止まず
3連休明けとなった16日の東京株式市場は、日経平均株価が前営業日比134円高の4万4902円と4連騰を記録し、連日の最高値更新とリスクオン相場に拍車がかかっている。9月相場は要警戒ムードを逆手にとる形で4日以降に加速装置のスイッチが入った状態となり、きょうまで直近8営業日で7勝1敗、この間に3000円近くも水準を切り上げる超強気相場の様相を呈している。
株式市場では企業サイド、つまり一個人の財布より経営者マインドの方を反映しやすく、いわば家計格差が広がる中で、名目でも企業業績が押し上げられれば株価は上昇するという理屈が大手を振る。例えば、足もとのインフレによって消費者の財布の紐が締まり数量ベースで減少しているにもかかわらず、それを上回る物価上昇率によって売り上げが伸びるという構図。これは株高の根拠としては一片のピースに過ぎないが、スタグフレーションの毒が回る直前までユーフォリアを堪能するのが相場元来の特性であり、今はそういう時間帯といえそうだ。ファンダメンタルズ面からのアプローチが機能していないことは承知のうえで、ダンスホールに音楽が流れているうちは「踊らにゃ損」というノリである。
実際問題、国内ではどうやら物価高が止まらないというムードが動かし難くなってきた。日銀の政策が後手を引いていることは明らかで、「植田日銀総裁は本音としてタカ派に転換したいのはヤマヤマだが、踏ん切りがつかずハト派路線をズルズルと引きずっている。鷹でも鳩でもなく鶏(チキン)と揶揄されてしまう状況で、これが近い将来のインフレ観測を一段と強める背景となっている」(ネット証券マーケットアナリスト)とする。いわゆるトルコ型といわれるインフレ進行下での低金利政策によって、株価は巨大な浮き輪を脇に抱えているような状態となっており容易に沈まない。どこかでこの浮き輪に穴が開くときが来るはずだが、それはまだもう少し先となりそうだ。今週は日米の中央銀行が政策金利を発表するが、FRBは0.25%の利下げがほぼ確実視される一方、日銀は利上げ見送りが濃厚である。仮に植田総裁が記者会見で年内利上げの可能性に言及したとして、株式市場はいったん怯(ひる)むかもしれないが、すぐにピラニアのごとく押し目買い注文が押し寄せ、何事もなかったかのように上値追いを再開するケースが目に浮かぶ。
株式市場では企業サイド、つまり一個人の財布より経営者マインドの方を反映しやすく、いわば家計格差が広がる中で、名目でも企業業績が押し上げられれば株価は上昇するという理屈が大手を振る。例えば、足もとのインフレによって消費者の財布の紐が締まり数量ベースで減少しているにもかかわらず、それを上回る物価上昇率によって売り上げが伸びるという構図。これは株高の根拠としては一片のピースに過ぎないが、スタグフレーションの毒が回る直前までユーフォリアを堪能するのが相場元来の特性であり、今はそういう時間帯といえそうだ。ファンダメンタルズ面からのアプローチが機能していないことは承知のうえで、ダンスホールに音楽が流れているうちは「踊らにゃ損」というノリである。
実際問題、国内ではどうやら物価高が止まらないというムードが動かし難くなってきた。日銀の政策が後手を引いていることは明らかで、「植田日銀総裁は本音としてタカ派に転換したいのはヤマヤマだが、踏ん切りがつかずハト派路線をズルズルと引きずっている。鷹でも鳩でもなく鶏(チキン)と揶揄されてしまう状況で、これが近い将来のインフレ観測を一段と強める背景となっている」(ネット証券マーケットアナリスト)とする。いわゆるトルコ型といわれるインフレ進行下での低金利政策によって、株価は巨大な浮き輪を脇に抱えているような状態となっており容易に沈まない。どこかでこの浮き輪に穴が開くときが来るはずだが、それはまだもう少し先となりそうだ。今週は日米の中央銀行が政策金利を発表するが、FRBは0.25%の利下げがほぼ確実視される一方、日銀は利上げ見送りが濃厚である。仮に植田総裁が記者会見で年内利上げの可能性に言及したとして、株式市場はいったん怯(ひる)むかもしれないが、すぐにピラニアのごとく押し目買い注文が押し寄せ、何事もなかったかのように上値追いを再開するケースが目に浮かぶ。

