神尾楓珠&桜田ひより『大きな玉ねぎの下で』追加キャスト5名と場面写真14点が一挙公開!
人気ロックバンド・爆風スランプの名曲にインスパイアされた、神尾楓珠と桜田ひよりがダブル主演を務める映画『大きな玉ねぎの下で』(2025年2月7日公開)より、山本美月、中川大輔ら5名の追加キャストが発表され、彼らによる手書きコメント画像と全14点の場面写真が公開された。
「大きな玉ねぎの下で」は、今年デビュー40周年を迎えた爆風スランプが、ペンフレンドの文通相手と初めて武道館で待ち合わせる、淡く切ない恋模様を歌ったバラードソング。本作では、昼はカフェ、夜はバーになるバイト先の連絡用ノートでつながっていく、将来に希望の持てない大学4年生・堤丈流(神尾)と、対照的に自分の夢をまっすぐに追う看護学生・村越美優(桜田)の恋と、あるラジオ番組で語られる30年前に文通相手と日本武道館で待ち合わせた男女の思い出、交錯する令和と平成の2つの恋が描かれる。監督を『彼女が好きなものは』などの草野翔吾が務める。
追加キャストとして発表された山本は、丈流と美優が働くカフェ・Doubleの同僚で、恋に仕事に一喜一憂する美優を温かく見守る先輩・篠田沙希に。「撮影中は、美優の心の拠り所のようなバイト先の先輩であれればと思いながら過ごしていて、この役を演じることで、私大人になったんだなと感じました」とコメントを寄せている。
中川は、丈流のもどかしい恋を陰で支えるムードメーカーで、大学のクラスメイトの喜一に。本作について「人、時代、いろいろな要素が最後一つになって名曲に繋がっていて、台本を読む度に泣いてしまいました」と紹介している。また、同じく友人の小柴役には伊藤あさひがふんし、丈流や喜一と違い、将来を見据え堅実的に行動する大学生を自然体の演技で表現している。伊藤は、今回のオファーについて「楓珠くんからも『本当の友達がいると嬉しい』と連絡があり、自分としては親友の力になりたい、本当の親友だからこその空気感を出せるのではとワクワクしながら参加しました」と明かしており、普段から交流のある2人のシーンにも期待が高まる。
さらに、丈流のバイト先、バー・Doubleの店長・重田にはゲスの極み乙女などの休日課長。そして、丈流がバーで出会う若い起業家・望月を和田正人が演じる。
併せて公開された場面写真は、お互いの顔も声も知らぬまま惹かれ合う丈流と美優が、気になる“あの人”のことを思い浮かべながら「伝えたい想い」を込める、優しい表情が印象的に写し出されたエモーショナルな雰囲気漂うショットに。
また、あるラジオ番組で語られる30年前の文通相手との恋を描いた“平成”パートの様子では、同じ高校の放送部に所属する虎太郎(藤原大祐)と大樹(窪塚愛流)が部室でおふざけしあう仲睦まじい姿や、病気がちで控えめな今日子(伊東蒼)と彼女に寄り添い支える親友の明日香(瀧七海)のシーンが切り取られている。(高橋理久)
追加キャスト5名のコメント全文は以下の通り。
山本美月
少し休んでいた期間があったので不安でしたが、草野監督とご一緒してみたかったのと、素敵なお話だったので受けさせていただきました。撮影中は、美優の心の拠り所のようなバイト先の先輩であれればと思いながら過ごしていて、この役を演じることで、私大人になったんだなと感じました。ひよりちゃんは初めましてでしたが、とても一生懸命で真面目で可愛い方です。この作品は、懐かしい気持ちになる方も居れば、また新鮮な気持ちになる方も居る、幅広い世代で楽しめると思います。この優しい空気感を感じに是非観に来てください。
中川大輔
以前、武道館にライブを観に行った際、偶然「大きな玉ねぎの下で」を口ずさんでいたんです。こんな恋愛素敵だなと思っていた記憶が、出演のお話を聞いた時に蘇りました。人、時代、いろいろな要素が最後一つになって名曲に繋がっていて、台本を読む度に泣いてしまいました。現場では、監督の意向もあって、神尾さんを笑わせることを目標に演じていました。あさひも含めて3人で本当の同級生の空気を作れたと思います。みなさんの心に残る映画となっていますので、ぜひ映画館で観てほしいです。
伊藤あさひ
オファーいただいた際、楓珠くんからも「本当の友達がいると嬉しい」と連絡があり、自分としては親友の力になりたい、本当の親友だからこその空気感を出せるのではとワクワクしながら参加しました。台本を読んで、SNS などが発達した時代ですが、想いを伝えるのには悩みながら人の手で書かれた手紙も素敵だなと改めて気づかされました。この映画には大切な人からもらう手紙のような安心感があります。「大きな玉ねぎの下で」という曲と共に、どこか懐かしい気持ちになりながら楽しんでいただけたら幸いです。
休日課長
高校時代、初めて「大きな玉ねぎの下で」を聴いた時、その曲と日本語の魅力に溢れた歌詞に感動した記憶が鮮明に残っています。大好きな曲から生まれた映画からのお誘い、たまらなく嬉しかったです。手書きのメッセージだからこそ描かれる恋の魅力、美しさ、泣いてしまいました。私の演じた重田は、ちょっとイタい感じが自分とシンクロ。そんな私&重田に明るく接してくださった神尾さん、すっかりファンになりました。みなさん、映画を観にきてください。素晴らしいです。
和田正人
小学生の頃に聴いた名曲にインスパイアされた作品という事もあり、今作のお話を伺った時は、僕自身があの頃にタイムスリップしたかのような懐かしい感覚になりました。神尾君との撮影は、より良い空気感のもとでシーンを作り上げようという想いを、言葉なくとも互いに共有できたように思えて、面白かったです。世代によっては懐かしくもあり、新鮮にも感じられる。そんな不思議な感覚を与えてくれる希有な作品です。映画館でほっこりした心の温もりを感じて下さい。