ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

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「MLB ネットワーク」が紹介…450フィート弾9本は2018年以降でメジャー最多

 改めて驚愕の数字が判明した。全米野球記者協会(BBWAA)が選出する各賞の最終候補3人が11日(日本時間12日)、米放送局「MLB ネットワーク」で発表され、ドジャース大谷翔平投手がナ・リーグ最優秀選手賞(MVP)の候補に入った。大谷が今季達成した偉業とともに、異次元のデータも紹介されている。

 大谷は今季レギュラーシーズン159試合に出場して打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036。本塁打&打点の2冠に輝いた。両リーグでの本塁打王は史上4人目の快挙だった。史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」を成し遂げ、指名打者では初となるMVP受賞へ期待が寄せられている。

 さらに「MLB ネットワーク」によると、大谷は今季450フィート(約137m)の特大アーチを9本記録しているという。選手としてはメジャー最多かつ、2018年以降での単一シーズンでも最多だった。それだけではなく、球団別を含めても、大谷より多く打っているのはロッキーズの11本だけだという。

 ロッキーズの11本、大谷の9本に次ぐのはダイヤモンドバックスとヤンキースの7本、パイレーツの5本となっている。ヤンキースといえば、今季両リーグ最多58本塁打のアーロン・ジャッジ外野手や怪力で知られるジャンカルロ・スタントン外野手が在籍しているが、大谷個人で“圧倒”。ちなみに450フィート以上の本塁打は、ジャッジが6本、スタントンは1本だった。

 積み重ねた54本塁打に隠れた衝撃数字。大谷の代名詞ともいえる、目の覚めるような一発はデータで見ても群を抜いているようだ。(Full-Count編集部)