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 ◇NBA グリズリーズ134ー89ブレイザーズ(2024年11月10日 モダ・センター)

 NBAグリズリーズの河村勇輝(23)が、10日(日本時間11日)の敵地ブレイザーズ戦で開幕から11戦連続のベンチ入り。最終クオーター途中から今季最多出場で3得点そしてグリズリーズ加入後最多となる4アシストをマークした。チームも大勝で3連勝を飾った。

 8日(日本時間9日)の本拠地ウィザーズ戦で2戦連続途中出場した河村。最終クオーターに残り4分39秒からコートに立つと、ノールックバックビハインドパスでデビュー戦以来のアシストを決めてファンを湧かせた。さらにステップバック3Pシュートも沈めて、ファンと仲間が待ち望んだフィールドゴールも決めると会場を大熱狂させた。

 そしてチームはこの日から敵地3連戦。9日(同10日)に下部組織Gリーグのメンフィス・ハッスルの開幕戦だったが、グリズリーズは主力のデズモンド・ベイン、マーカス・スマートなどケガ人が多数いる状態。そしてレイカーズ戦で負傷した“エース”ジャ・モラントも関節亜脱臼と骨盤筋損傷で数週間の欠場が判明したため、今回の遠征に帯同した。

 最終クオーター残り7分57秒に途中出場。3戦連続途中出場でいつも通り一礼してコートに立った。

 残り7分23秒にジェイ・ハフへアシストを決めた。残り6分6秒にもハフの3Pシュートをアシストすると、残り5分11秒には速攻から味方のレイアップをアシスト。さらには残り4分32秒にも速攻からドライブインすると、ゴール下で相手の反則を誘ってフリースローを1本決めて3戦連続得点を記録した。

 残り1分12秒には再びゴール下のハフへアシストを決めると、残り41秒にはこの試合チーム最後の得点となったフリースローライン付近からフェイダウェイシュートを決めて2戦連続のフィールドゴール(FG)となった。このシュートに敵地ながらも大歓声が起こった。

 この試合では7分57秒出場で3得点4アシストを記録した。シュートは3本試投で1本成功。FG成功率は33.3%。3Pシュートは2本試投も全て失敗に終わった。

 グリズリーズの次戦は13日(日本時間14日)の敵地レイカーズ戦。同じ日本代表の八村塁との今季初の日本人対決に注目が集まる。