マーティ・キーナートさん(2013年11月撮影)

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 プロ野球・楽天イーグルスの初代GMやBリーグ・仙台89ERSのシニアゼネラルマネジャーなどを務めたマーティ・キーナートさんが死去したことが10日、分かった。78歳。楽天球団、仙台89ERSからそれぞれ発表された。遺族の意向で、後日「告別式兼お別れの会」を行う。

 楽天球団は「20年の長きに渡り、我々と共に楽天イーグルスの発展にご尽力いただき誠にありがとうございました。心からご冥福をお祈り申し上げます」とコメント。仙台89ERSも「仙台89ERSのみならず、日本のスポーツ界に多大なる功績を残してくださったマーティ・キーナート氏の逝去の報に接し、仙台89ERS一同、深い悲しみに暮れております。故人の生前の功績を偲ぶとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします」とのコメントを発表した。

 キーナートさんは1946年、米ロサンゼルス出身。交換留学生として1969年に初来日し、1974年には太平洋クラブライオンズ(現西武)のフロント入り。その後はスポーツライターや解説者として活躍し、2004年に新球団の楽天の初代GMに就任し、その後シニアアドバイザーなどを務めた。2018年にはBリーグ・仙台89ERSのシニアゼネラルマネジャーに就任した。