松本人志「訴訟取り下げ」に関西キー局が前のめり!『ダウンタウンDX』で年明け浜田と“再会”の本命プラン
11月8日、かねて続いていた松本人志裁判が、終幕を迎えることとなった。松本側が、訴訟を取り下げたのだ。
「松本さんの性加害疑惑を報じていたのは、『週刊文春』です。これについて、松本さんは発行元の文藝春秋などに5億5000万円の損害賠償と、訂正記事の掲載を求めていたのですが、その訴訟を取り下げることになりました。
同日中に双方ともコメントを発表しており、松本側は《強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました》としています。かねてより『週刊文春』で報じられてきた松本さんの性加害問題ですが、松本さんは『事実無根』としていました。ところがコメントでは《心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます》との文面もあり、当初とは方向性がかなり変わっている印象です。
また、取り下げに当たり金銭の授受は一切ないとされています。これで、昨年12月の文春報道から始まった、いわゆる『松本性加害疑惑』が、一応の解決を見せることになりそうです」(スポーツ紙芸能部記者)
松本は、2023年末の報道以来、裁判に注力するためレギュラー番組を含める芸能活動は全て活動休止していた。裁判が終わったとなれば、当然松本のファンが気になるのは復帰の行方だろう。
松本の活動休止以来、復帰を待望する声は根強くあった。だが一方で、一度ついたイメージから、復帰に拒否反応を示す声もネット上では散見される。数々のレギュラー番組を抱えていた松本を、テレビ局はどう扱うのか――。テレビ局関係者はこう語る。
「松本さんにも、彼が所属する吉本興業にも、復帰の意向は当然あるでしょう。ですが、そう簡単にはいかないと思います。今回の裁判沙汰で松本さんは完全に“イロ”がつきましたからね……。復帰したくてもスポンサーが簡単に許してくれるとは思えません。局がスポンサーに根回しするのに、1〜2カ月かかるんじゃないでしょうか。
ただ、復帰自体に関してはテレビ局もそれなりに前向きでしょう。直近では、手越祐也さんが『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)でテレビ復帰しましたが、放送は大反響でしたからね。正直、数字が取れれば何でもありなんです」
とはいえ、「我先に!」と各局が手を挙げるだろうか。同テレビ局関係者は、「そうはいかない」とする。
「今、横並びでどこが最初に手を差し伸べるのか、様子見をしているところでしょうね。なにせ、最初に復帰させる局は視聴者から批判を受けるリスクを背負いますからね。
実際に復帰しやすいのは、フジテレビだと思います。もともと松本さんがMCをしていた『ワイドナショー』はまだ番組が続いていますから、そこで今回の事件をつまびらかに語ってコメンテーター復帰はありだと思いますね。いきなりのMC復帰がありかどうかはスポンサー次第でしょう。むしろスポンサーさえ説得できれば、可能性はあると思います」
しかし、本当に前のめりな局は“東京組”ではないようだ。
「やっぱり、関西圏の読売テレビ、毎日放送、関西テレビ、朝日放送辺りは色めき立ってると思いますよ。お笑いの本場の関西圏で、あの松本人志さん、ひいては吉本興業に大きな恩を売れるわけですから。“東京組”を出し抜ける機会なんて、そうそうありませんから、千載一遇のチャンスといってよいでしょう。
吉本興業としては、早々に“ダウンタウン完全復活”をぶち上げたいところでしょうから、そうなると2人揃ってのMC復帰の本命は、読売テレビ制作の『ダウンタウンDX』だと思います。そうなるとすれば、1月からの番組出演という形になるでしょうね」(同前)
関西圏で復帰、その後東京のキー局でも「右ならえ」で出演し始める、というのが、現実的なラインだという。テレビ復帰はそう遠くないのかもしれない。だが、吉本の目論見は、もう少し先にあるようだ。前出のテレビ局関係者は、松本がこのタイミングで訴訟を取り下げた理由を、こう推測する。
「裁判の勝ち負けにこだわっていたのは松本さんですから、吉本興業が折れるよう説得したんだと思います。
背景にあるのは、金銭事情とやっぱり来年の万博だと思います。現在も、ダウンタウンの“お二人”で万博アンバサダーを務めていますが、開幕しても松本さん抜きというわけにはいかないのでしょう。吉本としては、どうしても万博にはダウンタウンが2人揃って華やかに参加してほしいでしょうからね」
万博は2025年4月13日の開幕となるが、果たして、それが“華やかな”ものになるのだろうか――。