バルセロナを指揮するフリック photo/Getty Images

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果たしてこの勢いはどこまで続くのか。指揮官ハンジ・フリックの下で絶好調のバルセロナは6日に行われたチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第4節でレッドスター・ベオグラードを5-2のスコアで撃破。ロベルト・レヴァンドフスキが2ゴール、ハフィーニャも1ゴールと相変わらず前線が活発で、今季はここまで計16試合を戦って55ゴールと得点量産モードだ。

すでにフリック率いるバルセロナには、過去のジョゼップ・グアルディオラ体制のバルセロナや、MSNを擁した時代のチームとの比較があるが、現在セルビアのパルチザンを指揮するサボ・ミロシェビッチはフリック・バルセロナが最強のチームになるかもしれないと語る。

「今季のバルセロナVSレアル・マドリードの戦いは、全く新しいフットボールだった。現代的と言う人がいるが、私はあまりその表現が好きではない。あれは世界的に新しいパフォーマンスだった。あのバルセロナほど激しくハードワークし、技術的にも戦術的にも完璧なチームを見たことがないよ。今のチームはグアルディオラのバルセロナよりも良くなる可能性がある。私は本当にそう信じている。今のバルセロナはよく走る。ボールの保持を目的とするのではなく、スペースがあれば相手を仕留めにいく」(『Cadena SER』より)。

まだグアルディオラのドリームチームとの比較は早すぎるかもしれないが、今のチームにラ・リーガとチャンピオンズリーグを制するだけの力があるのは間違いない。当時の黄金期、その後のMSN時代にもあった感覚だが、今のバルセロナ攻撃陣は抑えるのが不可能ではないかと思わせるだけのクオリティを備えている。