早田ひな、福岡県警で一日署長 祖父は元署長、犯罪防止訴え
北九州市出身で、パリ五輪の卓球女子団体で銀、シングルスで銅メダルを獲得した早田ひな選手(24)が7日、福岡県警早良署の一日署長に就任した。早田選手の祖父は約20年前、現早良署=旧西署=の署長を務めた。「少しでも祖父孝行ができれば」と意気込み、ニセ電話詐欺や交通事故の防止を訴えた。
署で開かれた委嘱式では、交流サイト(SNS)を利用した詐欺被害に触れ「自分1人で判断せず、身近にいる方に相談して」と呼びかけた。
波多江啓史副署長は「早田さんを迎えた今回の取り組みが、11月1日に施行された改正道交法の周知や、被害がやまないニセ電話詐欺への注意喚起につながれば」と話した。