グリズリーズの河村勇輝【写真:ロイター】

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本拠地レイカーズ戦

 米プロバスケットボール(NBA)のグリズリーズと2ウェイ契約を結ぶ河村勇輝は6日(日本時間7日)、本拠地レイカーズ戦に途中出場し、出場6試合目で念願の初得点を挙げた。残り2分を切ってから出場。ファウルを受けて得たフリースローを冷静に決めた。相手には“キング”レブロン・ジェームズもいた中で、歴史的な一歩を記した。

 河村に声がかかったのは第4クォーター、残り1分56秒。127-109と大量リードの中だった。残る1分40秒で放ったシュートはリングに弾かれたが、残り33秒でファウルを受けてフリースローを獲得。これを冷静に2本とも決めて、NBA初得点を決めた。

 相手のレイカーズは八村塁が体調不良で欠場。アンソニー・デイビスも不在とあって、試合は序盤からグリズリーズが優勢に進めた。ハーフタイムの時点では59-53と競っていたが、第3クォーターにグリズリーズがリードを広げ、レイカーズは第4クォーターの最後にはレブロンもベンチに退く展開。そんな中で、河村は少ない時間ながらもきっちりと結果を残した。

 開幕ロースター入りした河村はチーム2戦目となる10月25日(同26日)のロケッツ戦でNBAデビュー。日本人選手としては田臥勇太、渡邊雄太、八村塁に続く4人目の快挙を果たし、初アシストもマークした。27日(同28日)の本拠地マジック戦では会場から「ユウキを出せ!」の大合唱。地元ファンから熱い期待をかけられ、本拠地デビューしていた。

(THE ANSWER編集部)