宮崎県警は24日、県内の60代女性が、インスタグラムで知り合ったシンガポール国籍の男性を名乗る人物から投資話を持ちかけられ、計約1億1280万円をだまし取られたと発表した。県警は好意を抱かせる「ロマンス詐欺」とみている。

 県警によると、女性は暗号資産による投資を勧められ、投資取引用のアプリをダウンロード。5〜8月、複数回にわたり、約1億1080万円分の仮想通貨を送金した。

 8月下旬に暗号資産を引き出そうとしたところ、アプリのカスタマーセンター職員を名乗る人物からさらに振り込みの必要があるとのメッセージが届き、約200万円分を追加で送金した。女性が県警に相談し、発覚した。