石破茂首相(左)と野田佳彦氏

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 衆院選が公示された15日に、石破茂首相がNHK「ニュース7」に出演。番組側から、防衛費増額の財源をまかなうための増税に関して、財源確保に向けた増税の開始時期が決まっていないが、年末の税制改正の議論の中で開始時期の決着はあるのかと問われた。

 石破首相は「決着をさせていかねばならないでしょう。財源がどこにあるか分かりませんというような、いい加減なことはしてはならない。その時に負担能力のある方々、あるいは法人、そういう方々にご負担いただく、ということは当然考えていかねばならないと私は思います」と述べた。

 立憲民主党・野田佳彦代表は、防衛増税に関しては否定的な見解を示したが、先立って14日に出演したTBS番組では、税率が個人住民税を含めて一律20%の金融所得課税について「経済同友会幹事も25%ぐらいで良いと言っている。税率を高めることはあり得る」、法人税に関しては「今まで引き下げ競争をやりすぎた。引き上げる余地がある」と語った。

 与野党の第1党から、選挙公示前後に増税発言が飛び出し、ネットは騒然となっている。

 「石破さん正直な方なんだね」「増税対決w」「正直といえば正直なんだろうけど」「自民・立民による増税ツープラトン攻撃を許すな」「裏金より増税を焦点にしろよ!」「どっちも増税派」「防衛増税VS金融所得課税 なんだそりゃ」「今、増税言うか?」と反応する投稿が集まっている。