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新DCユニバースの映画第1弾『スーパーマン(原題)』に、スーパーマン/クラーク・ケントの愛犬であり親友のクリプトが登場することがわかった。監督・脚本のジェームズ・ガンが、Instagramにてファーストルックとともに発表した。

クリプト/クリプト・ザ・スーパードッグは、1955年にコミックに初登場し、数々のアニメーション作品にも登場してファンの間で愛されてきたキャラクター。原作では惑星クリプトンで幼いカル=エルとともに過ごし、地球で再会したという設定で、忠誠心と知性、そして超“犬”的なパワーでスーパーマンを支える愛犬だ。

もっとも、クリプトが実写映画に登場するのは本作が初めて。監督のガンは、2022年に自身が引き取った犬のオズ(映画監督・小津安二郎から名付けられたとみられる)に影響を受けて、『スーパーマン』にクリプトを登場させることを決めたという。投稿のなかでは、クリプトとオズのエピソードがこう綴られている。

「クリプトは、僕が『スーパーマン』の執筆を始めてすぐに飼い始めた犬のオズからインスピレーションを受けました。60匹の犬たちと裏庭に詰め込まれるようにしていたオズは、人間を知らない、控えめに言って問題のある犬でした。彼は我が家にやってくると、家や靴、家具を壊し、僕のノートパソコンまで食べてしまったのです。触らせてくれるようになるまでにも、ずいぶん時間がかかりました。“もしもオズにスーパーパワーがあったら、どれほど大変な暮らしになるだろう?”と思ったのを覚えています。こうしてクリプトが脚本に加わり、オズが僕の人生を変えてくれたように、物語の形を変えてくれました。」

したがって、本作のクリプトはコミックと同じくスーパーパワーを有する設定となりそうだ。しかしガン監督によると、クリプトはオズと同じく「そんなに良い子じゃない」犬だという。愛犬に手を焼くクラーク・ケントと周囲の人々が、きっとガン作品らしいコミカルなタッチで描かれるのではないか。ちなみに、オズ自身は「今ではほとんどの場合でとてもいい子になった」という。

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公開されたファーストルックは、デヴィッド・コレンスウェット演じるスーパーマン/クラーク・ケント役とクリプトが肩を並べて座っている一枚。投稿にはガン監督&オズの写真と、ファーストルックの基になったであろうイメージボードも添えられている。

なお、新DCユニバースは本作『スーパーマン』に続き、スーパーガールの単独映画『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)』も待機中。同作の原作コミックでクリプトは重要な役目を担っていることから、映画2作ともに登場する可能性は高そうだ。

『スーパーマン』には、スーパーマン/クラーク・ケント役のデヴィッド・コレンスウェットをはじめ、ロイス・レイン役でレイチェル・ブロスナハン、レックス・ルーサー役でニコラス・ホルト、ガイ・ガードナー役でネイサン・フィリオン、ホークガール役でイザベラ・メルセド、ミスター・テリフィック/マイケル・ホルト役でエディ・ガテギ、役柄不明でアラン・テュディックが出演する。

映画『スーパーマン(原題)』は2025年7月11日に米国公開予定。