藤田小女姫さん殺害事件とは…ワイドショーが連日報道の有名占い師親子殺害事件で終身刑の福迫雷太受刑者(59)死亡

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30年前に、ハワイで占い師の藤田小女姫さん親子が殺害された事件で、殺人の罪で服役中だった福迫雷太受刑者(59)が刑務所内で死亡していたことが分かった。福迫受刑者は、1994年にハワイで占い師の藤田小女姫さんとその息子・吾郎さんを殺害した罪で終身刑が言い渡され服役中だった。福迫受刑者は頭と首から出血していて、警察は刑務所内の同じ部屋に収監されていた38歳の男に暴行され、刺されていたとみて捜査している。

藤田小女姫さんは政財界の重鎮らから占いの相談を受けたり、テレビ番組に出演していたこともあり、事件は当時、大きく報道された。

ハワイ州の裁判所の資料によると、1994年2月23日午後5時頃、ハワイ州ホノルルのアラモアナ通りにあるペントハウスで火災が発生し、現場のペントハウスの寝室のクローゼットから、藤田小女姫さん(当時56歳)の遺体が発見された。藤田さんは、胸を銃で撃たれていた。また同じ2月23日の午後10時半ごろ、ハワイのパークショアホテルの駐車場でスポーツカーが燃えているのが見つかり、助手席から藤田さんの息子の吾郎さんの遺体が発見された。吾郎さんも胸を銃で撃たれていた。

福迫受刑者は吾郎さんの知人だった。福迫受刑者は、ハワイの質店に3回来店し、藤田さんが持っていた宝石や時計、電化製品などを持ち込み、1873ドルを手に入れていた。また福迫受刑者が住むアパートで見つかった遺留物と、吾郎さんの遺体に付着していた遺留物が一致。福迫受刑者のアパートにあったソファから、藤田さん殺害現場で発見された銃弾と同じ銃から発射された弾丸が見つかった。

検察は1994年3月30日に福迫受刑者を殺人罪で起訴したが、福迫被告はすでに日本に帰国していた。アメリカ当局は身柄の引き渡しを日本に要請し、1994年8月に福迫受刑者はハワイに送還された。

1995年5月、福迫被告は2件の第2級殺人罪で有罪となり、終身刑を言い渡された。