日本はホームで白星ならず【写真:ロイター】

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谷口のOGで失点も、後半に相手のOGで同点に追い付く

 森保一監督率いる日本代表は、10月15日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第4節でオーストラリア代表と対戦し、ホームで1-1と引き分けた。

 韓国メディアは「オウンゴールに泣いて笑った日本」と、試合経過に注目している。

 キャプテンのMF遠藤航が体調不良でベンチ外となった一戦は、MF守田英正がキャプテンマークを巻いた。試合は日本が主導権を握り、両サイドから立て続けに猛攻を仕掛けるも、ゴール前にブロックを築くオーストラリアの牙城を崩し切るには至らない。

 前半をスコアレスで折り返し、0-0で迎えた後半13分、右サイドを駆け上がったオーストラリアDFルイス・ミラーの高速クロスに対してDF谷口彰悟が痛恨のクリアミスを犯し、オウンゴールで先制点を献上してしまった。

 最終予選4試合目で初失点を喫することになったが、後半31分、左サイドをドリブル突破しペナルティーエリア内に侵入したMF中村敬斗の放り込んだクロスが相手DFキャメロン・バージェスのオウンゴールを誘発。同点に追い付くと、そのまま1-1で終了した。

 日本はボール支配率65.1%対34.9%、パス数598本対331本、シュート数12本対1本だった一方、データ分析会社「オプタ」によれば、W杯最終予選で相手のシュートを1本以下に抑えながら、白星を逃したのは2022年3月のベトナム戦以来という結果だった。

 韓国の総合ニュースサイト「news1」は、「オウンゴールに泣いて笑った日本」と見出しを打って取り上げている。

「今最終予選で圧倒的な力を誇示してきた日本の連勝は3で止まったが、3勝1分(勝ち点10)でC組首位の座を守った。日本としては幸運なゴールが決まり、最終予選初の敗北を免れた」

 トニー・ポポヴィッチ監督に指揮官が代わったオーストラリアに手を焼いた日本だったが、なんとかホームで勝ち点1を手にしている。(FOOTBALL ZONE編集部)