ニューヨーク証券取引所

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 【ニューヨーク=小林泰裕】15日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比324・80ドル安の4万2740・42ドルだった。

 半導体市場の減速への懸念や高値への警戒感から3営業日ぶりに値下がりした。

 ダウ平均の構成銘柄ではないが、オランダの半導体製造装置大手ASMLが発表した2024年7〜9月期の受注額が市場予想を大きく下回り、半導体需要が減速しているとの懸念が強まった。医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループや半導体大手インテルなどが値下がりした。

 ダウ平均株価は前日まで2営業日連続で過去最高値を更新し、14日の終値は史上初めて4万3000ドルを超えた。利益確定の売りも広がりやすく、相場を下押しした。

 IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は187・10ポイント安の1万8315・59だった。半導体大手エヌビディア株などが売られた。