ベンチで首をかしげる阪神・岡田監督(左)

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 異例の途中交代に悔しさをにじませた。阪神は、13日のCSファーストステージ第2戦・DeNA戦(甲子園)に3―10で大敗。CSファイナルステージ進出を逃し、今季限りで退任する岡田彰布監督(66)のシーズンも終わった。

 この日は、先発・高橋遥人投手(28)―梅野隆太郎捕手(33)のコンビとなったが、2回にハマ打線の猛攻を止められなかった。先頭・宮崎には左中間への二塁打。桑原、森敬には初球を打たれ、無死満塁のピンチを背負った。さらには戸柱に、カウント1―0から148キロの直球を捉えられ、右中間への走者一掃の3点適時打。なおも二死三塁で牧の中前適時打を許し、4点目を失った。

 初回に森下のCS1号ソロで先制した直後に、痛恨の逆転を喫したバッテリー。岡田彰布監督(66)は、3回の守備で捕手を坂本誠志郎捕手(30)にスイッチし、まさかの試合序盤での交代となった。

 苦い失点からベンチに下がることとなった梅野は、「もっとしっかり引っ張ってあげたかったです。今日は自分の責任を果たせなかったですし、遥人にも申し訳ないです。最後こういう形になったのはすごく悔しいですし、自分の責任を感じています」と悔しさをにじませながら球場を後にした。

 一方で、岡田監督は「普通やったら梅野(スタメンで)使わへんけど。最後のやからのう。来年のためやったらのう。昨日もそうやけど、同じことばっかり。最後まで初球ばっかり」と最後までボヤきが止まらなかった。