大谷翔平、審判への“怒り”は「もう忘れました」とニヤリ 感情むき出しの戦い「それも含めて自分だと思う」

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大谷が運命の地区シリーズ第5戦に臨む。感情むき出しの戦いとなるか(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間10月11日(日本時間12日)に本拠地でパドレスとの地区シリーズ第5戦に臨む。負けたら終わり、勝てばリーグ優勝決定シリーズ進出という運命の一戦を前に、大谷が会見を行った。

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 ドジャース専門メディア『Dodger Blue』が大谷の会見の様子を動画で公開。今季はポストシーズンも含め、感情をあらわにするシーンも多くあるが、「長いシーズンの戦い方と短期決戦は違うと思う。フィールド上で多くの選手が感情的になる理由じゃないかなと思います」と、シーズンとはまた重みが異なる短期決戦での感情の爆発について答えた。

 また、感情が表に出ることについて「ビックリはしてないですかね。それも含めて自分だと思うので、感情的になることがいいとか悪いとかではなく、相手にリスペクトを持ちつつ、チームを鼓舞するような感情というのはいいんじゃないかなと思います」と話した。

 第2戦に続き明日対戦するダルビッシュ有について、「前回も素晴らしいピッチングでしたし、これ1つということなく、万遍なくうまく投球できるのが一番素晴らしい。明日かなり個人的に、(山本)由伸との投げ合いもありますし、楽しみにしているので、どういうピッチングをされるのかプレッシャーもあると思うんですけど、個人的に、すごく楽しみにしています」と、気持ちを高ぶらせた。

 得点圏では直近18打数15安打と勝負強さを発揮している大谷。走者がいる際に意識していることは「得点圏に関しては、それを作ってくれたバッターの仕事が素晴らしい仕事だったり。相手にもプレッシャーがかかっていますし、そこで自分の仕事が今のところはできているんじゃないかなと思います」と、手応えを得ている。

 第4戦では、4回にテオスカー・ヘルナンデスの三ゴロをマニー・マチャドがグラブで弾き、三塁の塁審に当たって打球が失速。二塁にいた大谷は三塁ベースを回って本塁を陥れたがタッチアウト。大谷はベンチでその映像を見返し、珍しく声を荒げて怒りをあらわにした。審判にフラストレーションを感じているようだったが、その件について「もう忘れました」と、ニヤリと笑みを浮かべると、会見場は笑いに包まれた。

 ドジャースに移籍して1年目。世界一を目指す過程で今季は感情をむき出しにするシーンも多い。明日の戦いも勝利へ向けたエキサイティングな大谷が見られそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]