サウサンプトンで躍動する菅原。(C)TOSHI TAKEYA(SOCCER DIGEST)

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 今夏にAZからサウサンプトンに移籍した菅原由勢は、開幕から約2か月が経ったプレミアリーグで7試合連続の先発出場。繋ぐスタイルにも適用し、チームの今季第1号となるファインゴールを決めるなど、1年目とは思えない際立った活躍を見せている。

 ただ、昇格チームは大苦戦。ここまで1分け6敗とまだ1勝もできていない。

 9日の日本代表の練習後に話を訊くと、「評価しづらいというか、チームが勝ててないんでね。チームありきのところはありますけど」と前置きしつつ、こう語った。

「個人的にプレミアリーグ1年目で、すごく違いも感じるし、まだまだプレミアリーグに対応していかなきゃいけない部分ももちろんある。でも、その中である程度自分のやれることがすごく多いし、このまましっかり1試合1試合を大切に戦っていけば、確実に成長できる場所だなというのは毎試合感じる。充実した日々になっている。あとは勝ち星だけが足りてないのかなと」
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 そのプレミアリーグの違いについては、「記者の皆さんも来たらわかりますよ。いろんな国とプレミアリーグを比べたら、多分見た方が早い。体感した方が早いと僕自身も来て感じた」とコメントしている。

「普段からの基準は、たぶん自分が意識するよりも勝手に身体が動く、頭のところや反応もわかってくるというのは、すごく感じる。まだ7試合しかしてないですけど、プレミアリーグが世界一と言われる理由がすごくわかる」

 世界最高峰のリーグにフィットしている感覚は、間違いなくあるようだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)