岩屋毅外相は3日、ヨルダンのサファディ外相と電話会談し、イスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘が激化するレバノン情勢を踏まえ、邦人退避を含む安全確保への協力を要請した。

 サファディ氏は「邦人の安全確保に協力を惜しまない」と応じた。

 岩屋氏はイスラエル軍による地上作戦に「深刻な懸念」を表明し、イスラエルとヒズボラの「即時停戦が必要だ」と強調。両外相は関係者に最大限の自制を求める重要性を確認し、事態の拡大防止に向けた連携で一致した。

 ヨルダンはレバノンからの邦人退避に備え、自衛隊機が待機先としている。