関根勤

写真拡大

 芸能生活50年というタレントの関根勤が、YouTubeチャンネルを更新。パーソナリティーを務めていたラジオで、気むずかしい女性シンガー・ソングライターがゲストで訪れた「一番のピンチ」を明かした。

 1986年から87年まで出演していた生放送ラジオ番組「TOKYOベストヒットwithおニャン子クラブ」での思い出を視聴者に聴かれた関根。「ボクがやっていたラジオ放送で一番ピンチだった」と振り返った。

 その回のゲストは、歌手の大貫妙子。関根は当時、格闘技ゴルフに興味があり、ニューミュージックの歌姫の存在を知らず、「下調べもしていなかった」という。

 ラジオブースに入った大貫は、「いきなりゲスト席にドーンッと座り、『ごめんね、メジャーじゃなくて』と」とカマしてきたという。「あれ?ジャブすごいな」とたじろぐ関根は「結局、あんた、私なんか興味もないし、私のことも分からないでしょ、みたいな雰囲気が伝わってきた」と回顧。「大貫さんは作詞作曲をやられると思いますけど、午前中、午後、夜と色々得意な時間があると思うんですけど?」と尋ねたという。

 しかし返ってきた答えは「別にないですね」。ぶっきらぼうに返されたという。その後も「何を言っても一言で終わるのよ。凍り付いちゃってさ。どうしたらいいんだろうって」と困惑しきりだったという。

 アシスタントでいたのがおニャン子クラブのメンバーで結成された3人組「うしろ髪ひかれ隊」。メンバーには工藤静香もいたという。大貫の冷たい対応に、工藤も硬直していたという。

 大貫に関する予備知識が何もないため、「追い詰められて、何をしゃべったか覚えていない」と振り返る関根は、苦し紛れに「大貫さんとボクって同い年なんですよね?」と話しかけたという。

 すると「あ、そうなの?」と反応があり、そこからフランクに話してくれたという。「すごい年下だと思ったのかな」と推測。「最初の1、2分かな。5分くらいに感じた。すんごいツラかった」と懐かしんだ。

 関根は自らの不勉強を恥じ「失礼こきました」と反省も忘れなかった。