国連のグテーレス事務総長/Angela Weiss/AFP/Getty Images

(CNN)イスラエルのカッツ外相は2日、国連のグテーレス事務総長をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定した。これにより、グテーレス氏は事実上、イスラエルへの入国が禁じられる。

カッツ氏は今回の措置について、グテーレス氏がイランによるイスラエルへの攻撃について明確に非難しなかったなどと説明した。

カッツ氏は「イランによるイスラエルへの凶悪な攻撃を明確に非難できないものはイスラエルの地を踏む資格はない」と述べた。カッツ氏はまた、グテーレス氏について、反イスラエルであり、イスラム組織ハマスやイスラム教シーア派組織ヒズボラ、イエメンの反政府組織フーシといった「テロリスト」を支援しているとして批判した。

カッツ氏によれば、今回の措置は、グテーレス氏による一連の声明を受けたもので、昨年10月の紛争開始以降、グテーレス氏の声明には、イスラエルに対する継続的な偏見が反映されているという。カッツ氏は、グテーレス氏がハマスの残虐行為に対して毅然(きぜん)とした態度を取らなかったことも批判した。