イラン大統領、イスラエルの「犯罪」阻止に連帯目指す アジア協力対話

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[ドバイ 2日 ロイター] - イランのペゼシュキアン大統領は2日、アジア協力対話(ACD)に参加するために訪問したカタールで、中東におけるイスラエルの「犯罪」行為の阻止に向けてアジア諸国の協力を求める意向を示した。

ペゼシュキアン氏がカタールを訪問するのは大統領就任後初めて。イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が7月にテヘランで殺害されたことについて「テヘランでハニヤ氏を暗殺したのはイスラエルだ」と述べ、イスラエルを非難した。

その上で「われわれも安全と平和を望んでいる」としながらも、「欧米諸国は、われわれが行動を起こさなければ1週間でパレスチナ自治区ガザに平和が訪れると表明した。われわれは欧米が平和をもたらすのを待ったが、一段の殺りくを行った」と語った。

ペゼシュキアン氏はカタールへの出発に先立ち、国営メディアに対し「イスラエルが犯罪を止めなければ、より厳しい反応に直面することになる」とし、アジア諸国がどのようにイスラエルによる中東地域での犯罪を阻止できるか討議したいと語った。