デキ婚の離婚率、意外にも…?

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 離婚問題の情報提供メディア「ツナグ離婚弁護士」を運営するClamppy(東京都中央区)が、「できちゃった結婚」や「授かり婚」を指す、いわゆる「デキ婚」をした男女を対象とした「結婚」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「子どもがいるから離婚しない」気持ちが強まる?

 調査は2024年4月10日から同月24日、デキ婚をした人を対象に、インターネットリサーチで実施。計970人から有効回答を得たものです。

 まず、全回答者を対象に聞いた「離婚した」割合では、「離婚している」が16.6%、「離婚していない」が83.4%となりました。「デキ婚夫婦は離婚しやすい」というイメージを持っている人は多いかもしれませんが、厚生労働省の「人口動態統計」では、日本における特殊離婚率(その年の婚姻件数と離婚件数を比較した数値)は36.8%とされているため、同社は「デキ婚の離婚率はむしろ低いといえるでしょう」「デキ婚夫婦の結婚理由は子どもによるものが大きく、より一層『子どもがいるから離婚しない』という気持ちが強まるからだと考えられます」と分析しています。

 デキ婚後に離婚した人(161人)を、「デキ婚をしたときの年齢」別に分類したところ、男女ともに「20〜24歳」が最多となりました(男性40.4%、女性50.3%)。

 また、結婚から離婚までの平均婚姻年数について、離婚したデキ婚夫婦と一般的な夫婦を比較したところ、デキ婚夫婦は「4.8年」、一般的な夫婦は「4.9年」と、共に平均約5年で離婚していることが明らかに。同社は「デキ婚の離婚原因はさまざまですが、離婚までの婚姻年数はそれほど変わらないようです」とコメントを寄せています。