2022年サッカーW杯カタール大会・アジア最終予選に臨むサウジアラビアのファハド・アル・ムワッラド(2021年9月7日撮影)。(c)Haitham AL-SHUKAIRI/ AFP

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【AFP=時事】サッカーサウジアラビア代表FWのファハド・アル・ムワッラド(Fahad Al-Muwallad)選手が、アラブ首長国連邦(UAE)にある自宅のバルコニーから転落し、集中治療室へ運び込まれていたことが分かった。サウジアラビアとUAEの当局が15日に発表した。

 UAEの政府広報によれば、アル・ムワッラドは休暇中に同国ドバイにある自宅の2階から転落し、「ドバイの病院の集中治療室に入っている」という。

 ドバイのサウジ領事館もX(旧ツイッター)で、「(ムワッラドの)個人宅で12日に事故があった」という知らせを受けていることを発表。ドバイの「警察による捜査の状況を追っている」と述べた。

 一方でサウジアラビア紙アル・マディーナは、「詳しい筋」からの情報として、「事件の疑いがある」と指摘している。

 現在30歳のアル・ムワッラドは、サウジ1部リーグのアル・シャバブ(Al Shabab)に所属しており、クラブによればチームの主将が状態を確認しにドバイへ向かった。

 サウジアラビア代表としても活躍し、2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場したが、過去に2回ドーピングが取り沙汰されており、2022年のW杯カタール大会(2022 World Cup)もそれが原因でメンバーを外れた。

翻訳編集】AFPBB News

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