コリン・ファレル、ペンギン役のファットスーツは「二度とやりたくない」 ─ でも「ザ・ペンギン」は大好き
いよいよ2024年9月20日より配信開始となる、映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のスピンオフドラマ「THE PENGUIN-ザ・ペンギン-」。主演のコリン・ファレルは本作を気に入っているものの、シーズン2で復帰することには躊躇があるようだ。
ファレルはペンギン/オズワルド・コブルポット役を演じる際、特殊メイクとファットスーツによって大変身を遂げている。その別人ぶりは『ザ・バットマン』の共演者がファレルだとほどだ。見事ペンギンになり切ったファレルだが、再演をためらうほどのつらい体験だったという。
英のインタビューにて、「誤解しないでほしい--僕はこの作品が大好きです--だけど、少し精神的にきつくなってきたんです」と述べたファレル。その原因は、大がかりな特殊メイクとファットスーツにあったようだ。
「(撮影の)最後の方は、誰に対しても“早く終わってくれ”と愚痴をこぼしてました。“不機嫌だけど感謝してるよ”と伝えようとしてたんです。ありがたかったし、光栄でしたよ。(テレビシリーズ版『バットマン』の)バージェス・メレディスや、(『バットマン リターンズ』の)ダニー・デヴィートを見て育ったので、彼らが僕にとってのペンギンです。その物語の系譜に加われたのは本当に特別なことでした。だけど、最後は……。」
役に入り込んだからとはいえ、「自分が誰だかわからなくなって、車を燃やしたりしたわけじゃない」とキャラクターとの境界線を強調したファレル。撮影中は大きな負担を感じたものの、「マット(・リーヴス)、(ショーランナーの)ローレン(・ルフラン)、(特殊メイク担当の)マイク(・マリノ)が成し遂げたすべてを合わせたら、本当にパワフルな経験でした」と振り返っている。
そんなファレルが、再びペンギン役を演じるには時間が必要だ。「ローレンに“もし(続編の)いい方法が見つかったら、話し合いをしてくれる?”って言われた時、“もちろん”と答えました。まぁ多分、1年後ならアリですね。でも撮影が終わった時点では、“あのクソスーツと厄介なかぶり物は二度とごめんだ”って思いましたよ」。
もっとも、「ザ・ペンギン」シーズン2が実現するかは未知数だが、ファレル演じるペンギンは『ザ・バットマン』続編にことが明かされている。同作は2025年初頭の撮影開始を予定しているため、どうやらファレルは1年と経たずして、再びペンギンの姿に変身することになりそうだ。
「THE PENGUIN―ザ・ペンギン―」は、2024年9月20日(金)AM10時よりU-NEXTにて毎週1話ずつ配信。
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