リンキン・パーク故チェスター・ベニントンの息子、新ボーカル批判めぐってトラブルに
ロックバンド リンキン・パーク(Linkin Park)が、2017年に亡くなったチェスター・ベニントンに代わって新ボーカルのエミリー・アームストロングをことについて、チェスターの息子であるジェイミーがSNS上で批判を続けている。自身もバンドのファンから攻撃を受けたと訴える事態となった。
アームストロングの起用発表後、ジェイミーはバンドの方針に批判的な立場をとっていた。アームストロングにはサイエントロジー協会の会員とされる疑惑があり、さらに全米を揺るがしたレイプ事件で終身刑となった俳優のダニー・マスターソンを過去に支持していたして糾弾されていた。
その後アームストロングは、マスターソンと関わったことは自身の過ちであり、それ以来彼とは話していないとする声明を発表。「私は女性に対する虐待や暴力を容認しません。これらの犯罪の被害者に共感しています」と。
ジェイミーはこの度の起用に納得しておらず、のストーリーなどで、バンドのリーダーであるマイク・シノダに対する批判を続けていた。チェスターは幼少期に性的虐待を受けていたことに長年苦しんでおり、自殺によって命を絶った。強姦の罪を犯した人物を一度でも支持したアームストロングが、父の後を継ぐべきではないと考えているのだ。
また、アームストロングの起用が発表された9月は、10日に「世界自殺予防デー」を控えた予防強化月間であることなどから、マイク・シノダは「父の命やレガシーをリアルタイムで静かに消去した」と非難。「お前はファンを裏切った」「お前のパターンは知っている」など、長文でシノダを咎めていた。バンドの再始動を事前に伝えられていなかったというジェイミーはその後、Instagram上でシノダにブロックされたとも訴えた。
リンキン・パークは9月11日に新体制初となるライブをロサンゼルスで行うが、ここにジェイミーも参加する予定だという。ところがジェイミーは、「僕のことを嫌いな人がたくさんいる。今現在、たくさんの人からかなり酷いことを言われている」と告白。ライブに参加するには身の危険も感じているというが、「それでも見る必要がある」と続けた。
ジェイミーはバンドのファンから、「君は父の考えがわかっていない」「君の父は君のことを認めていない」などと言われ、命を脅かすようなコメントも投げられたという。「ライブに参加するリンキン・パークのファンの多くは残酷で、異常で、攻撃的だ」と続け、ライブ中は危害を与えないでほしいとコメント。「もしもコンサートの最中に僕や僕のパートナーの身に何かあれば、それはリンキン・パークのせいだ」と伝えた。
@Thepicturepiecesarchiveなお、この度のバンドの再始動ではドラムのロブ・ボードンは参加していないほか、ギターのブラッド・デルソンもツアーではプレイしない。デルソンは舞台裏でバンドを支える方を好むとし、サポートを務めるアレックス・フェダーを。
#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク)
0120-061-338
Source:,Variety(,)