中国戦の前日会見で長谷部コーチについて語った遠藤。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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 2024年9月4日、W杯アジア最終予選、中国との初戦(5日)に向けて前日会見が行なわれた。森保一監督とともに登壇した遠藤航は「いよいよ最終予選が始まります。僕自身楽しみですし、選手としては可能な範囲で最高の準備をしてきているので、まずは初戦、チーム一丸となって頑張りたいです」と意気込みを述べたあと、記者団の質問に対応した。

 そのなかで今回からコーチに加わった長谷部誠コーチについての質問が飛ぶと、遠藤は次のように回答した。

「選手の立場からすると、みんなウェルカム。あれだけの経験とキャリアを持つ選手だった方が(日本サッカー)協会に入ってくれたことは大きいです。僕は長谷部さんことをよく分かっていますけど、一緒にやった経験がない若手選手は大きな刺激を受けながら代表活動をやっているはずです。

長谷部さんのように、海外で活躍した選手たちがこうやって日本サッカー界に貢献することはとても重要。今回こうやって長谷部さんが決断してくれたことは間違いなく日本サッカーにとってポジティブです」
 
 いわゆる“長谷部の加入”は「メリットしかない」と遠藤は言う。

「選手はいろんなことを長谷部さんから聞きながら最終予選に臨めるというのはメリットしかない。それは最終予選だけではなくてワールドカップもそうだし、選手のキャリア、ドイツでのキャリアを吸収しながら、ピッチ上に還元していく。それをこれからやっていければ素晴らしい関係性になると思います」

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集部)

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