アニメちいかわで「青雲のうた」がそのまま流れてファン歓喜!日本香堂も「嬉しすぎ」と反応

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日本香堂のお線香でおなじみ青雲(画像はAmazon.co.jpより)

9月3日放送の『ちいかわ』のアニメで「青雲のうた」が流れたことでX(Twitter)ユーザーが沸いている。

著作権的にアニメではどうなるんだ…?という声もあったが

「青雲のうた」は、日本香堂が販売しているお線香「青雲」のコマーシャルソング。

今回のアニメの元となったのは2021年12月にXに投稿された回。ハチワレがちいかわに「最近…好きな歌があるんだァ」といいつつ、うろ覚えで「青雲のうた」を歌う。

その後、二人は「音楽のトコ」なる場所に行き、スピーカーから流れてきた「青雲のうた」を共に合唱するという流れだ。

ちいかわの漫画には、元ネタが現実にある製品やお店などが数多く登場する。ちいかわで取り上げられたことをきっかけに公式が反応したり、コラボが実現するといった展開はおなじみだ。

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今回の「青雲のうた」は思いっきり原曲の歌詞を使っているということもあり、Xでは「著作権的に青雲のうたのシーンはどうなるんだろう」と気になっていたファンも多いのでは。

実際に9月3日の放送では、なんと「青雲のうた」をそのまま流すという結果に。これにはファンも「マジ青雲で草www」「”本物”の青雲流れてひっくり返った」「ちいかわで青雲聴けると思わんやん」と大いに沸いた。

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今回の放送にあたり、日本香堂の公式Xアカウント(@nipponkodo_jp)も

ハチワレちゃんが一生懸命歌ってくれた嬉しすぎて、何度も再生…

と反応している。名実ともに、公式公認の回となった。

ちなみに、著作権的な話で言うと、「青雲のうた」はJASRACが著作権を管理している楽曲であり、ちいかわのアニメを放映しているフジテレビはじめテレビ局はJASRACと包括契約を結んでいるため、そもそも問題なく使用できる状態だったようだ。

さらに、フジテレビではもともと青雲のCM放送した実績があるので、スポンサー周りの配慮なども含めて今回のちいかわの青雲回はまさにwin-winな状況だったのだのではないかと予想される。

アニメで流れた「青雲のうた」は古い音源ではなかった

今回の青雲回で、もう一点気になったポイントがある。スピーカーから流れていた「青雲のうた」のバージョンについてだ。

「青雲のうた」を使ったCMは、1981年の初登場以降、歌手やバージョンを変えて脈々と受け継がれてきている。ちなみに、初代は作曲した森田公一さんが歌っている。

今回アニメで流れた「青雲のうた」は、2020年から放送されている林家たい平さんが歌っている最新版ではなく、ブラウン管から流れてきたような「レトロ感」を感じさせる歌声だった。

「青雲のうた」ラバーとして「最新版じゃなくて、古いバージョンを持って来るところが渋いなぁ」と思ったのだが、過去に放送された音源を辿ってもアニメで流れたものと同じ曲が見つからない。アニメのクレジットを確認すると、音楽家の櫻井真一さんとある。櫻井さんはXで

番組で流れる「青雲のうた」の歌唱を担当しました。誰もが知ってるあの歌を歌えて、嬉しかったです。

と投稿している。

なんと、アニメで流れた「青雲のうた」はアニメのために新たに撮りおろしたオリジナル版だったのだ!すごすぎる。

アニメちいかわの青雲回は、いろんな意味で伝説の回だった。

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