Image: NASA/JPL-Caltech/IPAC/UCLA

NASAの人工衛星NEOWISE(Near-Earth Object Wide-field Infrared Survey Explorer:地球近傍天体広視野赤外線探査機)が長い観測期間を終了。撮影した最後の1枚が公開されました。

撮影総枚数2千万枚超え

NEOWISEが、約10年のミッションで撮影した銀河画像は全部で2688万6704枚。その最後の1枚となったのは「ろ座」でした。

Image: NASA/JPL-Caltech/IPAC/UCLA

NEOWISEの活躍

衛星打ち上げは2009年。銀河の赤外線をスキャニングし、今まで以上に広い銀河を、星を、白色矮星を観測するのがミッションでした。

2011年に運用終了したものの、2013年に再開。太陽系の4万4000もの物体をマッピングするという新たなミッションを担いました。結果、215の地球近傍天体、25の新彗星を検出。地球衝突のリスクがある物体を検出するというNASAの重要ミッションへ貢献してきました。

Image: NASA/JPL-Caltech

NASAがNEOWISEの運用終了を発表したのは昨年12月。太陽の活動活発化により、地球の大気圏が高温化し拡大。結果、大気抵抗があがりNEOWISEの高度が下がったのが終了の理由です。

最後の通信、交信終了のラストコマンドは8月8日に送信されました。

今後は、2027年9月に打ち上げ予定のNEO Surveyor(Near-Earth Object Surveyor:地球近傍天体探査機)が、後継機として地球に接近する物体をチェックしていく計画です。

Source: NASA

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