大谷翔平、3試合ぶり34号 一塁踏み直す“珍事”も…29球団目の一発、本拠地騒然
本拠地・フィリーズ戦に「1番・DH」で出場
【MLB】ドジャース 5ー3 フィリーズ(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたフィリーズ戦に「1番・指名打者」で出場。5回1死の第3打席で右翼線に二塁打を放つと、8回の第4打席でセンター左へ3試合ぶりとなる34号を放った。豪快な一撃に本拠地も騒然。自己最多となるシーズン42度目のマルチ安打を本塁打で飾った。
鮮やかな弾道で観客を魅了した。フィリーズ相手の本塁打は自身初。これでアーチを描いた球団は29球団目で、残すはカージナルスのみとなった。ブレーブスのマルセル・オズナ外野手が3日(同4日)のマーリンズ戦で32号ソロを放ったが、再び2本差としてみせた。
打球初速は107.4マイル(約172.8キロ)、飛距離は384フィート(約117メートル)の打球をかっ飛ばした。白球の行方を追いすぎたのか、一塁ベースを1度は通過する“珍事”も。二塁に進みながら「踏み忘れ」に気付いたかのように、一塁ベースを踏みに戻った。
7月は24試合で打率.280、6本塁打、OPS.982をマーク。8月はすでに2本目を放ち、好調をキープしている。113試合目での34号はシーズン48発ペースで年間50発も視界に入る。
109試合目での自己最多のマルチ安打更新に、本拠地も熱狂だった。これまではシーズン41度のマルチ安打が最高。エンゼルス時代の2022年に記録していた41度のマルチ安打は、当時チーム157試合目での到達だったが、今回はチーム112試合目で記録を抜いた。
大谷は試合前の時点で109試合に出場し、打率.306、33本塁打、79打点、OPS1.018をマーク。79打点もオズナに7差の2位につけ、メジャー12年ぶりの3冠王も視界に捉えている。(Full-Count編集部)