昭和世代には懐かしさを感じる「経木」をブロックメモに。原木は伊那谷のアカマツです
精肉店で肉を包む際などによく使われていた薄い木の包装材“経木”。昭和世代にとっては懐かしさを感じる素材で、お弁当のおにぎりやおかずを包んだり、落とし蓋として使ったりするなど家庭でも多く利用されていました。今では多くが、キッチンペーパーや給水シートなどに切り替わり、見かけることが少なくなってきています
そんな“経木”の新たな有効活用先として、文具を打ち出したブランドがShiki bun(シキブン)。経木をメモ用紙として利用する「木のブロックメモ」(1650円)が現在発売中です。
食品の包装材であった「経木」は、もともとその名のとおり、「お経を書くための木」で、紙の代用品として生まれたというルーツがあります。そのため「Shiki bun」のプロダクト第一弾として、2022年に「木そのまま 木のノート(A6)」という経木のノートを発売。木がそのままページになったノート自体が珍しく、海外からも注目されました。
今回の「木のブロックメモ」は、ノートよりも多くの人が手軽に使いやすくなるよう、約8cm四方の付箋サイズのメモにアレンジした製品です。
木のノート同様に、メモ1枚1枚に木ならではの香りや手触りを感じることができます。その上、意外と書き心地が良く癖になります。
メモ用途としてだけでなく、木目による高級感もあるため、ちょっとしたメッセージカードとしても利用できます。さらに、お茶菓子を出す際の敷物として使うなど、食材の包装材的用途としても利用できます。
使用されている木材は、日本で一番深い谷といわれる長野県・伊那谷のアカマツ。南アルプスと中央アルプスに挟まれた自然豊かな地域で、アカマツの生育にとって好条件の乾いた土地のため、伊那谷産は良質なアカマツとして有名です。
ブロックメモのページ数は全部で80ページ。断面からは年輪も確認できます。また、高級感のあるオリジナルボックスに入っているため、ギフトとしても喜ばれること請け合い。経木を使ったクオリティの高いメモ用紙で、日常的に木の温かみに触れてみませんか。
>> Shikibun
<文/&GP>
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