日本最北の地、北海道・稚内。駅、空港、郵便局、コンビニ、スーパー・・・稚内にあるあらゆるものすべて、「日本最北の●●」である。

その1つ、多くの人々にとって身近な存在のコンビニエンスストアを巡ってみた。

まず、「日本最北のコンビニ」は、セイコーマートとみいそ店。北海道といえばセイコーマートで、稚内に数店舗ある。この店舗は、宗谷岬へ向かう道中という立地だ。

しかし、店の外にも中にも、日本最北と掲げていない。店員さんにたずねても、「そうですね・・・」と、反応は薄かった。宗谷岬の近くまで行くと、郵便局まで「日本最北」と大きくアピールしているのと対照的だった。

稚内にはもう1つ、コンビニがある。全国展開でおなじみのチェーン「ローソン」だ。

ローソンは2023年8月、稚内へ進出。2024年6月現在、4店舗ある。日本最北のローソンは、稚内駅と南稚内駅のほぼ中間にある、ローソン稚内副港通店である。

そして、日本で2番目に北にあるローソンが、ファイターズローソン 稚内はなます店だ。2023年8月25日オープン。北海道日本ハムファイターズとコラボレーションした店舗である。

店内に入ると、いきなりファイターズグッズ。きつねダンスの耳やしっぽまで売っている。帽子やタオルなどもあり、かなりガチにそろっていた。

ちなみに、このローソンから、エスコンフィールドまで323km離れている。

伊藤大海選手の直筆サイン入りユニフォーム。

店内がとにかくファイターズ一色。

エスコンフィールドの模型。オープン記念だとか。

ドリンクコーナーのガラス扉にも選手やマスコットが。

なんと、ATMまで、ファイターズ仕様。

とにかく、ファイターズというローソン。実はエスコンフィールドがある北広島にもある。広島でカープ、甲子園でタイガース、名古屋でドラゴンズなどいずれも球場近くにある。

しかしここは300km以上離れた稚内である。もちろん道内なので何の問題もないが、稚内へ進出したローソンの気合が伝わってくる。

もう1つ、ローソン稚内栄5丁目店と、同時オープンのローソン稚内こまどり五丁目店は、いずれも稚内で最初のローソン。それまで日本最北のローソンは、北海道紋別郡雄武町だった。

実は「木のコンビニ」でもある。北海道産木材を使っており、宗谷地区のコンビニで初の「HOKKAIDO WOOD BUILDING」登録されている。

(Written by AS)