岐阜県恵那市の岩村城、奈良県高取町の高取城、岡山県高梁市の備中松山城―――人はこの3つの山城を、「日本三大山城」と呼ぶ。

なかでも信濃国から木ノ実峠を越え、三河国へと抜ける街道の要地にあり、標高約721メートルという日本最高地に築かれた岩村城は、国鉄 明知線 を引き継いだ第三セクター 明知鉄道の名物列車「じねんじょ列車」や「寒天列車」「冷酒列車」「枡酒列車」と組み合わせて、ご当地グルメと歴史をいっしょに旅できるとあって、この夏に体感したい地。

前回は、恵那駅から「じねんじょ列車」に乗って、大学生たちといっしょに絶品「滋味あふれる とろろ御膳」と絶景車窓を体感するところまでレポートしてきた↓↓↓
https://tetsudo-ch.com/12960119.html

今回は、いよいよ岩村城へ―――といきたいところだけど、「じねんじょ列車」をガッツリ楽しんで終点の明智まで。

岩村の保線員が手を振ってくれてる!

大学生旅行者たちといっしょに「じねんじょ列車」のとろろご飯をおかわりしながら、車窓を愛でて、みんなで写真パシャ。

いったん終着駅の明智まで行くってことで、岩村城への最寄り駅 岩村駅を列車内から眺める、と!

腕木式信号機がみえたり、保線員が手を振ってくれてる! 「あとで行きまーす! ばいばーい!」。

「明知鉄道」と白文字が入るダブルキャブのトラックが、またシブい……。

アケチ6形 ひがし美濃号 が無言で歓迎

明知鉄道「じねんじょ列車」は、終点 明智駅に到着。

大正村浪漫亭・大正村役場・大正村資料館・大正ロマン館など、大正時代にタイムスリップできる名所の最寄り駅で、この日の留置線には、2017年3月に運用を離脱したアケチ6形 ひがし美濃号 が待ってくれてた。

ホームは展覧会、C12 244+車掌車も走るぞ!

明知鉄道 明智駅には、地元の子どもたちが描いたヘッドマークやらなんやらでいろいろ。もう展覧会。

そして構内には、蒸気機関車 C12形 244号機や、車掌車 ヨ18080 もいる!

これ、車掌車を連結して明智駅構内150mを圧縮空気で不定期に運転してるっていうから、乗ってみたい。

直近だと、8月25日に走るよ↓↓↓
https://www.aketetsu.co.jp/plan-sl/drivercab/

明智駅前カフェ「アケチカケル」がステキ!

改札を出ると、こんどはめちゃおしゃれなカフェが。

これ、明智駅前カフェ「アケチカケル」。ヌケ感がある広い店内には、明知鉄道のシブいモノクロ写真展や資料もあったりして、ここでドリンク注文して、「この先、どこ行こうかな〜」なんて気まま旅もいい。

地ビールやクラフトジンもあったりするから、ちょっと一杯、ここでやって気持ちいい気分で散策へ出てもいいよね。

―――さて、明智から再び明知鉄道の気動車にゆられて、岩村へ。

東京から最もちかい日本三大山城―――岩村城へ。いよいよ。

◆東美濃観光ガイド
https://higashiminokanko.com/

◆岐阜県 東美濃
https://www.kankou-gifu.jp/yamajiro/