スズキが「本格“軽”SUV」実車公開! 次期「スペーシアギア」!? 超カッコイイ「“ジムニー”顔」&「斬新内装」のアウトドアカスタムお披露目
次期「スペーシア ギア」を先行公開!? 気になる参考出品モデルの正体とは
スズキは2024年6月28日から30日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催のアウトドアイベント「TOKYO OUTDOOR SHOW(トウキョウアウトドアショー)2024」に3台のスズキ車を出展しました。
そのうちの1台が、軽スーパーハイトワゴン「スペーシア」のコンセプトモデル「スペーシア パパボクキッチン」(以下、パパボクキッチン)です。どのようなクルマなのでしょうか。
2008年に登場した軽スーパーハイトワゴン「パレット」の後継車として、2013年2月に誕生したのが初代スペーシアです。
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2017年12月には2代目にフルモデルチェンジし、先進運転支援機能「スズキ セーフティ サポート」の採用や、内外装に“スーツケース”モチーフのデザイン処理を施すなど、個性的ないでたちでイメージを一新しました。
標準タイプに加え、迫力と存在感を高めたエアロタイプ「スペーシア カスタム」も用意したほか、デビュー1年後の2018年12月にはSUVテイストを加えた「スペーシア ギア」を追加設定。
続く2022年8月には商用車仕様の「スペーシア ベース」も追加し、4タイプの幅広いラインナップとしたことが功を奏し、好調な販売実績を示しました。
そして2023年11月、6年ぶりにフルモデルチェンジした3代目スペーシアは、先代の“スーツケース”をイメージしたスタイリングを進化させ、さらに大きな「コンテナ」をモチーフにデザイン。より大容量な空間であることが伝わるエクステリアとなりました。
先代同様、新型にもスペーシアとスペーシア カスタムをラインナップしています。
インテリアは日常での使いやすさを向上させるいっぽう、内装素材の質感向上にも配慮し、後席には「マルチユースフラップ」を新採用しました。「オットマンモード」など3つのモードに変化し、後席の快適性を向上させています。
パワートレインでは、新しい自然吸気エンジンとCVTを搭載しマイルドハイブリッドと組み合わせることで、燃費や動力性能も改善しました。このほか、先進運転支援機能も最新仕様に進化しています。
そんななか、2024年6月現在まで3代目スペーシアにSUVテイストのスペーシア ギアは設定されていません。
しかし2024年1月に開催のカスタムカーイベント「東京オートサロン2024」に、そんな“次期型”スペーシア ギアを示唆するかのようなパパボクキッチンが初公開されました。
荷室にキッチンスペースを備え、「料理で親子のコミュニケーションが弾むファミリーキャンプの世界観を表現した」とスズキは説明します。
スタイリングは、フロント周りやホイール、カラーリングなどでSUVテイストを強調し、ベースのスペーシアとは大きく異なるタフなイメージとしました。
今回、TOKYO OUTDOOR SHOW2024会場に再登場したパパボクキッチンですが、会場のスズキ関係者は「パパボクキッチンは、あくまでもスペーシアをベースにしたコンセプトモデルです」とし、次期スペーシア ギアとの関係性については口を閉ざしていました。
ただ一方で、現行スペーシア ギアのオーナーだという来場者からは「新型が出るのを楽しみに待ってます」と良く声をかけられるともいい、いち早い新型の登場はユーザーからも待ち望まれていることがうかがえます。
先代のスペーシア ギアはベース車の1年遅れで登場したことから、同様に新型スペーシア ギアも2024年末頃にデビューするかもしれません。
スズキからの公式発表はいまだにありませんが、期待して待ちたいところです。