バイデン氏VSトランプ氏 初のテレビ討論会。NYの若者たちの反応は?
6月28日(金)、ニュースキャスター長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後4時台「ニュースアップデート」のコーナーで、ジャーナリスト・専修大学ジャーナリズム学科講師の津山恵子氏を招き、第1回アメリカ大統領選挙候補者討論会について話を伺った。
鈴木敏夫(文化放送解説委員)「今年11月の大統領選挙に向けた第1回のアメリカ大統領候補者討論会が今日、ジョージア州のアトランタで日本時間の10時から約1時間半に渡って行われました。再選を目指す81歳の現職大統領と再起を狙う78歳の前大統領の戦い。一方で、どちらを選んでも不安が残るとも囁かれています。お互いを『史上最悪の大統領』と呼び合ったバイデンVSトランプの4年ぶりの直接対決はどうだったのでしょうか。津山さんに聞いていきたいと思います」
長野智子「津山さんはどこでご覧になって、どういう感想を持たれましたか?」
津山恵子「マンハッタンのド真ん中の若い人たちが一番行きたいヒップな地域で、ルーフトップ、要するに屋上にあるバーでウォッチングパーティーというのがありまして、そこに行って観戦しました」
長野「じゃあ(パーティーの参加者は)割と若い方が多かったんですね?」
津山「若い人が8割9割くらいでしたね。ハイヒールを履いたり肩が露わなドレスとかを着たり、ほんとにオシャレな地域なので。しかも若い人たちがいつも行きたいと思ってるルーフトップバーで観戦するのはどんな感じなのかなと思って行ってみたんですね」
長野「どんな反応でしたか?みんな」
津山「まず、私は本当に腰を抜かすほど驚いたのは、ニューヨークっていうのは『リベラル派(民主党)の牙城』って言われているんですね。と言われているのに、番組が始まってからバイデンがステージに上がってきた時はシーンとしていて、トランプが上がってきた時にパチパチパチ!とかすごい拍手が起きて『このニューヨークのド真ん中でトランプ派がいるんだ!』とか思って(笑)。すごいビックリしたんですね」
長野「それは私も聞いてビックリですね(笑)」
津山「ですよね。討論中もトランプが何か言う度にむちゃくちゃ盛り上がって、拍手したりとか『ヒュー!』とか言ったりするので、もう隠れトランプというのはいなくて、みんな大手を振ってトランプ派なんだなっていうのを今日痛感しました(笑)」
長野「あと私も観ていて思ったのは、バイデン大統領の元気のなさにちょっと本当にショックを受けたんですけど、どうでしたか?」
津山「もう『バイデンは“リザスター”』っていう、つまり“災害”とか“災難”っていう意味なんですけど『大地震とか災害級並みの酷さだった』っていう評価をされていて。センテンスが終わらないうちにモゴモゴモゴ…ってなっちゃったり、辻褄が合わないことを言ってしまったり、ほんとに1秒とかなんですけれども止まってしまったり、それってやっぱりテレビではちょっと目立ちますよね。なので、いま民主党内では大混乱に陥っているっていうニュースが次々に出ています」
長野「やっぱりそうなんだ。さすがに私も今日のを観ていて、夏の大会で別の大統領候補を民主党は持っていくんじゃないのかって思ったんですけど、その辺どうですか?」
津山「そうですね、エックス(旧ツイッター)で見たんですけども、民主党の議員さんたちがウォッチングパーティーみたいな所で(討論会を)観ていて、最初の5分くらいでもう驚愕してしまって、それで『(候補者を)誰にしようか?』みたいな話を始めたっていうのを見ました」
長野「本当にそうなんだ!」