「なぜ再エネ賦課金はやめない?」電気・ガス負担軽減策の再開に戸惑いも
6月28日(金) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。金曜コメンテーターで郵便学者の内藤陽介氏と、電気・ガス料金の負担軽減策について意見を交わした。
岸田総理が打ち出した、8月から10月の電気・ガス料金の負担軽減策を巡り、自民、公明両党から戸惑いの声が上がっている。与党への根回しが遅れた上、5月にいったん補助を打ち切ったにもかかわらず、短期間で再開するドタバタぶりとなったためだ。猛暑対策と銘打ったにも関わらず、実施時期に7月が含まれていないことも、ちぐはぐ感を生んでいる。9月の自民総裁選を見据えた首相の再選戦略の一環との見方も出ており、産経新聞は「首相の窮状は身内からも見透かされている」と報じた。
寺島アナ「内藤さん、これはどうご覧になりますか?」
内藤「岸田政権はよくやってるところもあるんですが、時々思いつきのような形でやることがあるじゃないですか。例えば憲法改正ですよね。自分の任期中にやると唐突に言い出して、やっぱりできませんでした、になっちゃうでしょう。だから、多分そういう形で官邸の機能がおかしくなってるのかなと思うんですが、それとは別の戸惑いとして、なんで再エネ賦課金をやめないのか」
寺島「はい」
内藤「これが一番簡単じゃないですか。何度も言いますけど「取ってばらまく」のではなくて、最初から「取らない」のが一番簡単でしょう。だから再エネ賦課金をやめればいいのに、なぜ頑なにやめないのか。私はそれが最大の戸惑いです」