『オアシス』ティザービジュアル
 - (C)2024『オアシス』製作委員会

写真拡大

 ドラマ「高校入試」(2012)の初共演以来、映画『渇き。』(2014)、『逆光の頃』(2017)、ドラマ「サギデカ」(2019)、そして映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 −運命−』『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 −決戦−』(2023)と幾度となく共演し、長きに渡りプライベートでも親交のある清水尋也と高杉真宙が、ダブル主演を務める異色のバイオレンス青春映画『オアシス』が、2024年秋に公開されることが決まり、ティザービジュアルと特報が公開された。

 本作は、松居大悟監督や藤井道人監督の助監督を務めてきた岩屋拓郎監督が、映画企画コンペにて新人賞を獲得した長編デビュー作。社会からはみ出した若者たちが、時には殴り合いながら、必死で“居場所と存在”を求め葛藤する姿を描く。ある事件をきっかけにバラバラに人生を歩むことになり、親友から一触即発の敵対関係となってしまった幼なじみの富井ヒロトと金森を、清水と高杉がそれぞれ演じる。

 公開された特報は、ヤクザの組員となり頭角を現した富井(清水)が街を歩く後ろ姿から始まり、見上げた先に、首にタトゥーをいれた金森(高杉)の姿が映し出される。2人のアウトローな生活ぶりが映し出される中、「道が違えば殺し合う、俺たちはそういう世界にいるんだ」というセリフが響く。一触即発の敵対関係となってしまった2人、かつての親友だった2人、そしてきっかけとなったある事件など、次々と映像が切り替わり、最後は「ほんの少しのことですれちがっちゃったのかなあ」という富井の一言が。静けさの中に憤りや寂しさが感じられる特報となっている。

 また、併せて公開されたティザービジュアルは、真っ青に染まった背景に、血しぶきのような赤と黒の斑点が飛び散り、互いに違う方向を見つめた富井と金森の姿が。「なぜこの残酷な世界で出会ったのか?」というキャッチコピーが胸に刺さる1枚となっている。(高橋理久)

清水、高杉、岩屋監督のコメント全文は以下の通り。

清水尋也(富井ヒロト 役)

富井ヒロトを演じます、清水尋也です。
約4年前、監督に呼び出され"初監督作の主演をやって欲しい"と頼まれたあの日から始まり、ついに皆様にお届けできる時が来ました。同じく主演には、この世界に入ってから最初にできた友人の高杉真宙。
自分にとっても特別な作品となりました。約1ヶ月に及ぶ名古屋ロケ、スタッフキャスト全員で歩み作り上げた今作を、そして映画監督・岩屋拓郎の始まりを見逃さないで欲しいです。映画「オアシス」、宜しくお願いします。

高杉真宙(金森 役)

この度、金森役を演じます、高杉真宙です。
清水から、直接この映画の話を聞き、岩屋監督と出会い、映画が産まれる瞬間を間近で見られたこと、そんな作品に参加できたことを光栄に思います。
長く共にした清水と、このようなカタチで共演できる日がくるとは10代だったあの頃の自分には想像もつきませんでした。それもこれも岩屋監督と清水のおかげです。沢山の想いのこもった熱意ある作品。是非楽しみにお待ちください。

岩屋拓郎(監督)

はじめまして、岩屋拓郎です。
ご縁に恵まれ、大切な仲間達と映画を創ることが出来ました。
僕の初監督作品です。
現場で出会った清水尋也と一緒に映画を創ろうと約4年。
清水尋也、高杉真宙をはじめとする最高の俳優部、
尊敬する最高のスタッフ陣に囲まれて地元の愛知で撮影をしました。
脚本はオリジナルストーリーです。
自分は何者なんだろう?自分の居場所はどこにあるんだろう?
地元、名古屋にいた頃のヒリヒリした感情を想い出しながら脚本を書きました。
今、自分が持っているものをできる限り丁寧に情熱的に全て注ぎ込んだつもりです。
傷だらけの青春映画。
手作りです。
映画館で、ぜひ劇場で、
よろしくお願いします。