お笑いコンビ・ドランクドラゴンで俳優の塚地武雅さんは6月14日、自身のXを更新。塚地さんが演じる登場人物に批判が殺到しています。(サムネイル画像出典:塚地武雅さん公式Xより)

写真拡大

お笑いコンビ・ドランクドラゴンで俳優の塚地武雅さんは6月14日、自身のX(旧Twitter)を更新。新ドラマの宣伝でポストした、塚地さんが演じる登場人物に批判が殺到しています。

【実際の投稿:塚地武雅、ドラマの役柄に批判殺到】

「セクシャリティでイジって注目集めるって、最低最悪だと思う」

塚地さんは「7月3日よりフジテレビ系 水曜よる10時 #新宿野戦病院 男か女か分からない謎の看護師長の#堀井しのぶ 役で出演します!笑」とつづり、自身の写真を1枚載せています。ショートヘアで化粧をした看護師長に扮(ふん)する姿ですが、「男か女か分からない」という部分に批判が殺到しました。

「命の大切さを語るのに、『男か女かわからない』事を嘲笑するんだ。その嘲笑が積み重なって命を落とす人達がいる現実が見えてない」

「LGBT理解増進法が施行されています。セクシャリティーを笑いのネタにする表現は、正しい理解の妨げになります。フジテレビは相変わらずメディア企業としてのコンプライアンスが理解できていない様です。このドラマの放送中止を求めます」

「セクシャリティでイジって注目集めるって、最低最悪だと思う」

「これのどこが笑いになるのか! もう古いよ、古臭い! 本当に誰か止める人はいなかったのかよ?」

「ずっと自分のことは好きだったけど、『オトコオンナ』と呼びかけられたり、女子か男子かわからない学生時代を過ごした者としては、笑うためのキャラ化はしてほしくない」

「これにいいね押せるって凄いな 性別の問題やルッキズムの問題、ジェンダーの問題などオンパレードなんだが 男か女か分からないなんて、マジョリティー側からしか言えないこの糞な感覚。最低だろ」

「もうこういうのやめにしません?笑えません」

と、セクシュアリティで笑いを取るテレビ局側の姿勢を指摘する声が多く上がっています。また、

「もうクドカンにはついていけない。時代に取り残されてることに気づいてない」

「クドカン…、まじかよ あまちゃんで好きだったのにな…、、」

と、今回の番組の脚本を担当する宮藤官九郎さんに対する批判も。

無自覚の差別をする人々

ドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)は小池栄子さんと仲野太賀さん主演で7月3日22時から放送予定です。人を傷つける方法で笑いを取ることは許されることではありません。今回のポストを肯定する軽いノリのコメントも多数寄せられていますが、それ自体が差別であると気が付くべきでしょう。今後、塚地さんはフジテレビは何かしらの声明を出すのか、注視したいですね。(文:杉野森 樹莉亜)