市場価値が1000万ユーロ下落した久保。 (C)Getty Images

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 ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』は6月7日、ラ・リーガでプレーする選手の推定市場価格(市場価値)を一斉に更新した。

 その結果、レアル・ソシエダ久保建英は、日本人歴代最高の6000万ユーロ(約102億円)から5000万ユーロ(約85億円)へまさかの大幅ダウンとなった。

 この1000万ユーロ(約17億円)の下落は、バルセロナのヴィトール・ロッキ、レアル・マドリーのエデル・ミリトンと並ぶリーグ最高タイ。ただ、この2人は今シーズン、ほとんど戦力になっておらず、6位に入ったチームで主力としてプレーしてきた日本代表MFが同額なのは驚きだ。
【画像】久保がまさかの1位タイ。リーガの市場価格下落ランキング 
 スペインメディア『ESTADIO DEPORTIVO』はこれを受けて、「タケ・クボが下落」と題した記事を掲載。驚きをもって、こう伝えている。

「この日本人選手は、レアル・ソシエダでのシーズン前半で素晴らしいパフォーマンスを見せたにもかかわらず、シーズン後半ではパフォーマンスが低下し、その結果、最新の更新によると彼の市場価値も下がっている」

 一方で、「タケ・クボがまだ23歳で、サン・セバスティアンの人々にまだまだ多くのものを提供できる。2シーズン前にレアル・ソシエダに加入し、サン・セバスティアンに完全に適応していることを何度も示しており、マジョルカで1部リーグにデビューして以来最高のレベルに達している」とも。まだ、上昇の余地は十分にあるとの見方だ。

 下がっても、日本人選手トップを維持している事実も忘れてはならない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部