内田篤人が語る、グアルディオラ流の「偽センターバック戦術」が守りにくいワケ…“マークを掴みきれない”

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毎週木曜日に『DAZN』で最新作が配信されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

今回はヨーロッパの2023-24シーズンのクライマックスとなる各国カップ戦のファイナル、リーグ戦の結果などを特集していた。

そして、その中でジョゼップ・グアルディオラ監督がプレミアリーグで導入した「偽センターバック」という戦術についての話題も。

かつてベッケンバウアーらが行った「リベロ」のように、ジョン・ストーンズが最終ラインから前線までを行き来して攻守に絡んでいくものだ。それについて内田篤人はこう話していた。

「(このポジションは)もはやセンターバックじゃないもんね。こんなに簡単にゴール前まで行けるかね…。

掴みきれないんだよね。『センターバックじゃん』って思ってたら誰がマークするんだ?ということになるし、一枚増えるわけだし。

サイドに流れていっても、守備側はセンターバックがついていくのか、あるいはボランチがついていくのかが難しいし。

ただ、センターバックでありながら運ぶ技術やパスをする技術がなければできない。求められることがどんどん増えているポジションですね。

本職がボランチの選手をセンターバックにすればいいんだけどね。それも選手側の能力的なものもあるから。遠藤航選手が3バックをやってもいい」

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ジョゼップ・グアルディオラ監督によって導入された偽センターバック。サイドバックをより守備的にし、逆にセンターバックが前に上がって攻撃をするというシステムだ。

内田篤人によれば、センターバックが前に来ることで守備側はマークを掴むのが難しくなる一方、攻撃側はその選手の様々な能力が高くなければできないものであるという。