ランジャタイ、冠番組の最終回に「終王ノブ」降臨で本人登場せずの“カオス”後輩芸人が大絶賛
ランジャタイの国崎和也
3月26日深夜に放送された、お笑いコンビ・ランジャタイがMCを務める『ランジャタイのがんばれ地上波!』の最終回が話題を呼んでいる。
同番組は、2021年の『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で初の決勝進出を果たし、ブレイクしたランジャタイにとって、キー局初となる冠番組。バラエティのド定番企画にランジャタイが放り込まれたら、どう逸脱するのかを模索する番組で、2022年秋にスタートした。
1年半続いて迎えた大事な最終回。だが、冒頭から番組を乗っ取ったのは、古代中国の武将に扮した「終王ノブ」だった。
「におうぞにおうぞ、番組が終わる匂いだぁ。ぽっくんの大好きな匂いじゃ。人の番組が終わるのが好きじゃ。何より生でそれを見るのが好きじゃ」
そんな独白から独り舞台は始まった。ちなみに、「ぽっくん」は漫画『おぼっちゃまくん』の主人公「御坊茶魔」が使う一人称だ。
「ふむふむ。がんばれ地上波? 2時30分過ぎオンエア? 誰が見るんじゃ! こんな深夜は誰も起きとらん! 早起きのばぁさんか、寝れんかったジジイだけじゃ!」
と暴言を吐き、自らの大ワキ毛をカメラに見せつけ、「見ぃ!」と連呼。健康に気を使い、野菜ジュースを「ズズズ」とストローで吸う姿が延々と流れたかと思えば、自ら作詞・作曲を担当した楽曲『クソみたいな時代』『不倫音頭』を熱唱する。
だが、「ぽっくんの番組は終わらんよな? な? あかん心配になってきた」と急に不安な表情を見せた「終王ノブ」は、その場でマネジャーに電話。
「『テレビ千鳥』『クセスゴ』『相席食堂』『いろはに千鳥』『鬼レンチャン』『1泊家族』。全部終わってないよな?」と確認し、感動の涙を流したあと、「終わるんはこの番組だけやで! ラッキーやでぇ〜! わしの番組はまだ続いていくんや! サイッコ〜や!」
と喜びにひたったことから、「終王ノブ」は千鳥のノブであることが示唆された。
その後も「終王ノブ」は、ペットのヘビの「トロットロのナゾの液」をすすったかと思えば、すっぽんの生き血を入れたお風呂につかり、美女2人とたわむれ、「この世に楽園はある!」と高笑い。16分間にわたる番組中、ランジャタイの国崎和也らと見られる笑い声が聞こえるものの、ランジャタイが登場することなく、番組の最終回は終了した。
『お笑いの日』(TBS系)では、2022年から2年連続でダイアン・津田篤宏と、通称「ゴイゴイスーミュージカル」を披露し、物議を醸したランジャタイ。“前科”があるだけに、番組終了後の 3月27日には、Xで《終王ノブ》、《ランジャタイ》が何度もトレンド入り。後輩芸人からは、称賛する声が多くあがった。
2023年の『M-1グランプリ』王者・令和ロマンのくるまは、同日、自身のXに《いつか研修テレビが惜しまれつつも最終回を迎える時には終王ノブに来ていただきたい!!》と書き込んだ。ティモンディの前田裕太は3月28日、自身のXに《ハレバレティモンディの終わりも終王ノブにお願いしたかったなあ》と残念がった。
番組終了後の3月27日、ノブは自身のXに《おぼえとけよ!クソランジャタイが!!》と書きこんだ。だが、同日、テレビ朝日ディレクターで番組の企画・演出を担当した秋山直氏が、自身のXで舞台裏を明かしている。
《全部撮り終わって去り際に終王が「またランジャタイとこんなこと出来る番組を作ってください」とおっしゃってくださったので ちょっと頑張らなければいけないな、と思ってます! ノブさんもランジャタイもスタッフも全員楽しい収録でした》
津田、ノブの次は、誰がランジャタイの餌食になるか、目が離せなくなりそうだ。