ギニアビサウの首都ビサウの中心部(2021年11月18日撮影、資料写真)。(c)CARMEN ABD ALI / AFP

写真拡大

【AFP=時事】アフリカ西部ギニアビサウで、魔術を使った疑いをかけられた女性8人が、毒を飲まされて死亡した。当局者が23日、AFPに明かした。

 現場はカシェウ(Cacheu)州のクラデ(Culade)。女性たちは子ども2人が急な病気で死亡した責任を負わされ、シャーマンに毒を飲むよう強要された。

 クラデの当局者によると、死亡した8人は全員が51歳以上。他に21人が近くの都市サンドミンゴス(Sao Domingos)の病院に入院している。

 伝統的な精霊信仰(アニミズム)が根強く残るこの地域では、魔女狩りが繰り返されているという。

 当局者は魔女狩りについて、「終わらせるために必要な決断を下すつもりだ」「21世紀では許されない悲劇だ。これ以上容認できない」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
急増する「魔女狩り」の犠牲者 焼き殺されるケースも コンゴ(2021年)
魔女狩り犠牲者にスコットランド首相が正式謝罪
魔女狩りで家族6人を殺された少年、心の傷癒えず インド