「(父親が死んで)心が解放された」「夢も希望もありませんし、結婚して家庭を持つこともないので、仕事をするモチベーションは湧いてきません」。30年以上、無職無収入で親の遺産で暮らしている60歳の独身男性が自らの不安払しょくのために始めた人生最初で最後の“賭け”とは――。■約40年前の就活に失敗し、人生の歯車が狂った埼玉県在住の内山和夫さん(仮名・60歳)は両親を亡くしており、現在は一人暮らしをしています。内