関連画像

写真拡大

日本弁護士連合会は2月20日、次期会長選挙の結果を確定し、渕上玲子弁護士(東京弁護士会・35期)が就任すると発表した。任期は2024年4月1日から2026年3月31日まで。

渕上氏は2月9日投開票の選挙で、1万1111票を獲得。52ある弁護士会のうち、45単位会でトップを獲得した。女性が会長になるのは、1949年の発足以来初めてで、法曹三者のトップとしても初。同日の記者会見では、自らが法曹界の多様性を示す存在になることや、選択的夫婦別姓制度の実現などへの決意を語った。

投票率は仮集計と変わらず33.23%(前回選挙より10.01ポイント減)で、過去最低を記録した。これまで最低だった2008、09(平成30、31)年度の40.81%から大幅に下落し、補欠選挙の最低だった1981(昭和56)年度の37.54%も下回った。

投票総数は1万5177票(白票94票、無効票66票)。候補者の獲得票数は以下の通り(敬称略)。

・渕上玲子 1万1111票
・及川智志(51期、千葉県弁護士会) 3906票