「セクシー田中さん」原作者急死、BPOで議論…視聴者から"厳しい意見"も
日本テレビのドラマ『セクシー田中さん』の原作者で、漫画家の芦原妃名子さんが亡くなったことをめぐり、放送倫理・番組向上機構(BPO)に視聴者から多くの意見が届いていたことがわかった。
BPOは2月16日、公式サイトで議事概要を公表した。 これによると、2月9日の放送倫理検証委員会(小町谷育子委員長)で、1月に寄せられた視聴者らの意見が報告されて、議論をおこなったという。
BPOの公式サイトでは、視聴者の一部の意見が掲載されている。
「放送局がトラブルの一方当事者であることがうかがわれる状況で、自社の見解のみを報じることは公平性を欠いていないか」
「原作の重要な部分の改変がテレビ局側の論理において正当化されることがまかり通っているのなら是正すべきだ」
同委員会は「ドラマの脚本をめぐり制作側と見解の違いが生じていたことを明かしたあと自殺したことを受けて、視聴者からさまざまな意見が多数寄せられたことが報告され、議論した」と説明している。
芦原さんの急死を受けて、日本テレビは2月15日、外部有識者を含めた社内特別調査チームを設置したことを発表していた。