国道1号をスルーして東西移動できる都市計画道路です。

最後の「国道1号〜環状2号」工区に大きな動き


野毛町付近の桜木東戸塚線(画像:Google Earth)。

 横浜市戸塚区内で、東西道路となる「桜木東戸塚線」の事業が進められています。

 桜木町駅から野毛・日の出町を抜けていく幹線道路は、そのまま弘明寺を経て、国道1号の山谷交差点へ接続します。そこからさらに西進し、山を2本のトンネルで突き抜け環状2号線まで到達する約670mが、今回の工区です。

 開通すれば、桜木町〜東戸塚が1本の道路で直結することとなります。パンク状態の国道1号をバイパスする、新たな東西軸となることが期待されています。

 1989(平成元)年から延々と事業が続いていたこの「平戸工区」ですが、2024年度に入っていよいよ大きな動きを迎えます。横浜市の発表した新年度予算案によると、メインとなるトンネルが工事着手される予定となっているのです。

 開通目標は2027年度。進捗率は2023年3月末時点で、用地取得が77%、全体が45%となっています。進み具合は用地取得に大きく左右されますが、最も難工事であるトンネル建設が開始されると、全体進捗は大きく前進していくこととなります。