「三笘薫の売却へ」? 移籍動向に新展開…英報道「30億円の投資によってドアが開いた」
三笘の放出の可能性に注目
イングランド1部ブライトンは、デンマーク1部ノアシェランのガーナ人FWイブラヒム・オスマンを獲得したことを発表した。
これを受けて英メディア「Football Transfer」は「イブラヒム・オスマンへの1870万ユーロ(約30億円)の投資によって、ブライトンは三笘薫の売却へドアを開いた」と報じている。
ブライトンは2月10日、ノアシェランに所属する19歳のオスマンを獲得したことを発表した。移籍金は1870万ユーロと報じられており、2029年までの契約になるという。若い才能を獲得してきたブライトンだけに、記事では「このFWは、これまでにモイゼス・カイセド、マルク・ククレジャ、アレクシス・マック・アリスターといった選手を近年獲得して大金に変えてきた南海岸のクラブが獲得した新たな宝石と見られている」と、伝えている。
そして、入ってくる選手がいれば、出ていく選手もいる可能性は高まる。オスマンの加入により、放出の可能性が開かれたとされるのが三笘だ。現在、三笘にはイングランド国内のマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーなどから関心が報じられている。
「Football Transfer」は「推定移籍価値はピークの3300万ユーロ(約53億円)から2400万ユーロ(約38億円)に下がった三笘だが、ブライトンは2021年にわずか300万ユーロ(約5億円)で獲得したウイングに、6000万ユーロ(約97億円)の移籍金を要求すると見られている」と、イングランド国内の3つのメガクラブによる争奪戦が移籍金を引き上げることに期待しているという。
また、関心が伝えられていたスペイン1部バルセロナについては、オスマンを獲得したことによって後退した可能性があるようだ。バルセロナは三笘を獲得する場合、ブライトンにレンタル移籍中のスペイン代表FWアンス・ファティを交渉に入れる見込みだった。しかし、オスマンが加入したことで、ブライトンのウイングの枠が埋まった場合は金銭面だけでの競争になり、バルセロナにとっては難しい挑戦になる。
「プレミアリーグのクラブには、三笘の争いは始まったばかり」と記事は締めくくられているが、どのような決着を見ることになるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)