地域の動線が完全に変わっちゃう?

久留里街道のバイパス、できました!

 千葉県は2024年2月9日、国道410号「久留里馬来田バイパス」の未開通部3.5kmが、3月25日(月)に開通すると発表しました。これにより同バイパスは15.7kmの全てが、事業着手から38年越しに全線開通となります。


久留里馬来田バイパス(画像:千葉県)。

 JR久留里線沿いの国道410号「久留里街道」の西側に並行するバイパスです。小櫃川東岸の尾根を行く狭隘な久留里街道、久留里線沿線から離れたルートとなっており、圏央道の木更津東ICから田園地帯を真っすぐ南下、小櫃川西岸の丘陵部を貫く快走路が形成されます。

 千葉県は、「幅員が狭く、線形不良である現道を回避する新たなルートで移動時間が短縮」「歩道空間が確保され、歩行者の安全性が向上」と整備効果を説明します。

 バイパス区間から南の国道410号は、房総半島の中央部を南北に横断しており、半島南端の千倉、白浜を経て館山市街に通じています。このため、圏央道および国道410号と連携した新たな周遊ルートの確立も期待されています。