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 ポルトガルにてミニ合宿を行なっていたバイエルン・ミュンヘンだが、火曜日には新戦力のエリック・ダイアーと共に、トッテナム時代で長年同僚だったハリー・ケイン、そしてマヌエル・ノイアーらが心地よい朝日を浴びながら自転車に乗り、精力的にペダルを漕いで午前中の練習前のミーティングに臨んでいたものの、しかしながらそれからビルドアッププランなどをこなしたダイアーは、当初ふくらはぎに巻いていたバンデージを外すなど良好な様子をみせていたにも関わらず、その日のうちに帰途についてしまった。ただそれは第一子誕生が控えてのことであり、バイエルンにとっては同じ理由でミュンヘンに留まるキミヒと同様に明るい話題となることだろう。

 しかしながらその一方でこの日の練習では、ダヨ・ウパメカノと共に、マタイス・デ・リフトの姿が見受けられなかった。特に後者に関しては月曜午後の練習にて対人戦に臨んだ後、しばらく地面に横たわるなど心配な様子をみせており、結局はその翌日となって検査の結果、左膝関節包損傷が現地で確認されたとクラブ側は発表。離脱期間など詳細については明かされていないが、ただ今季は膝の内側靱帯断裂により離脱していたオランダ代表にとっては、おそらくだが今回は大怪我だけは避けられたとみられる。ちなみにウパメカノにつては軽傷で翌日から練習復帰。木曜日にはバイエルン一行はブンデスリーガ後半戦の戦いに向け再びドイツに帰国する。

ロサンゼルスFCがグラスホッパーの新オーナーに

 スイス1部グラスホッパー・チューリヒは、ロサンゼルスFCがクラブの株式の96.5パーセントを所有したことを発表。長期的かつ世界的なプラットフォームを通じてトップの若手人材を促進し、成功するチームを構築するというLAFCの世界的なビジョンに沿ったものであり、これにはバイエルンも参加しているところ。ミュンヘンに本拠を置く「レッド・アンド・ゴールド」合弁事業を展開する中で、バイエルンのユース代表ヨッヘン・ザウアー氏も参画。元フュルト会長ヘルムート・ハック氏が設立したガンビアのガンビノス・スターズ・アフリカと協力や、ウルグアイ1部ラシン・デ・モンテビデオの過半数オーナーとしての機能なども利用する形で、バイエルンも南米とアフリカの人材市場への足がかりを獲得しようとしている。