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●洞爺湖サミットで提供された『札幌バルナハム』の「農家のベーコン」をお取り寄せ。その衝撃のおいしさとは?

 札幌生まれのハムやソーセージを製造する『札幌バルナハム』。ソーセージの本場ドイツにあるドイツ農業協会の国際品質競技会では、2003年より9年連続金賞受賞。2008年のG8北海道洞爺湖サミットにおいて、ベーコンやウインナーなどが提供され、国際的に評価された味です。

地元の知り合いから評判を聞いていたので、思い切って1kgのブロックを購入しました

 看板商品は、表面が真っ黒い「農家のベーコン」。豚バラ肉に塩をすり込んで作る昔ながらの「乾塩法」で製造されています。非常に手間暇のかかる作業で、丁寧に調味、乾燥・熱処理を施し、外面は黒色、断面は美しいロゼカラーのコントラストを楽しめます。

 それでは実際に味わってみましょう。

豚バラ肉に塩をすり込んで作る。シンプルな肉の旨味が広がる

 購入の際は、ぜひ“ブロック”を選んでください。市販のベーコンよりも肉肉しく、主役になれるベーコンです。厚めにカットし、熱したフライパンに油なしでじっくり焼き、まずはそのままの味を堪能してみましょう。

油がじわじわと滲んできて、表面もカリッと焼けてきました

 まるで某ジブリ映画のような肉厚ベーコン! じゅうじゅうという音とともに、肉の良い香りが広がりました。両面3~4分ほど焼けばOK。著者はよく焼く派なので、もう少しだけ表面をカリっとさせました。

意外とわさびとも合う!

 包丁でカットしていた時から、“おいしさ”がビシビシと伝わってきていましたが、これは普段食べているベーコンとは一線を画します。肉と塩で作ったシンプルながら、これ以上のベーコンは存在しないと思わせてくれるご馳走感です。

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 塩味がしっかりしていますが、豚バラ肉が持つ脂身の甘さが中和してくれるので本当に絶品。年末年始の祝宴にも映えますし、贈答にも必ず喜ばれる一品です。

まとめ

『農家のベーコン』は、豚バラ肉に塩をもみ込んで作る本場ドイツの昔ながらの製法を守って作られています。普段、野菜炒めやコンソメスープに市販のベーコンをいれるという人も、もったいなく感じるほどご馳走の味。まずはフライパンで焼いて、そのままの味を堪能してみてください。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●DATA

札幌バルナハム

https://barnabas.jp/